Catch Up
キャッチアップ
『半沢直樹』(TBS系)で白井亜希子大臣を演じて以来、ノリに乗っている江口のり子が、今年4月期に放映されたテレビ東京系『ソロ活女子のススメ』の初主演に続いて、ゴールデン・プライムタイム初の主役を演じているのが木曜劇場『SUPER RICH』(フジテレビ系)。江口が演じているのは、ベンチャー企業の女性社長・氷河衛。裕福な家に生まれ、これまでの生涯でお金に困ったことがないという孤高の主人公が大学時代に出会い、一緒に会社を大きくしてきた一ノ瀬亮(戸次重幸)の「裏切り」にあい、会社にピンチが訪れるという話。一ノ瀬は反社の会社に投資し、会社のお金も横領して逃げてしまうのだ。衛は一文無しになり、取り巻きも潮を引くようにいなくなってしまう。しかし、そんなことでへこたれる衛ではない。会社の再建のために再び立ち上がるのだ。
そんな衛を支えるのが、衛が社長を勤める『スリースターブックス』にインターンで応募してきた専門学生・春野優(赤楚衛二)。素直で明るい「子犬系男子」としてドラマに登場し、次第に頼もしい男性に成長していく。さらに、衛と優の接近を快く思わない秘書の宮村空(町田啓太)も絡んで、衛の周囲は騒がしくなっていく。
女性視聴者の目からは、赤楚と町田のカッコ良さが際立って見えるに違いない。いや、実際男の目から見ても二人はカッコいいのだ。
特筆すべきは、江口がこのドラマの登場人物として関西弁を貫いていること。兵庫県飾磨郡(現姫路市)出身の彼女にとって、関西弁は得意中の得意。ネイティブでテンポの良い関西弁が衛というキャラクターをよりリアルに感じさせてくれる。
それに加えて、驚かせるのがバッチリとメイクを決め、隙のないファッションで画面に映る江口の「美しさ」。正直、脇役の女王として、いろいろなドラマに出ていた江口がここまで美しいとは思わなかった。
これは、やはり「主役」を演じることで自信と輝きが増してきたということなのかもしれない。
- (文)久慈修人『週刊大衆』専属記者。【Twitter】@SayEach
- (編集)スナイパー神津『週刊大衆』編集部員。【Blog】https://sniperkozu.com/
この記事の画像
関連キーワード
Linkage
関連記事
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】吉高由里子、松下洸平、…
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】小栗旬演じる官僚が日本…
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】亀梨和也『正義の天秤』…
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】杉咲花の確かな演技力に…
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】窪田正孝『ラジエーショ…
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】民放ドラマに朝ドラヒロ…
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】素晴らしい存在感の役者…
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】ジャニーズWEST重岡…
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】東山紀之主演『刑事7人…
-
【中高年のためのテレビドラマガイド】鈴木亮平の本領発揮!『…
-
あの週刊大衆が完全バックアップした全国の優良店を紹介するサイト