このコーナーは伝説のアダルトライターである舐達磨親方に、古き良き「あの頃のアダルト」を回想していただくものです。昭和、平成、令和の「男女の愛欲」を取材し続けてきた親方は、まさに歩く伝説。中高年読者の皆様も、若かりし頃にタイムスリップした気持ちでお楽しみください。

編集長より。

【真性のM男になりきってメロメロにの巻】

　SMクラブってのが１９８０年代後半に全盛期を迎え、もぉどこにでも有りましたよ。当然のことラブホ街のある新大久保にも有ったけど、ワシが覗いたのは何やら学校みたいな「真性M奴隷特別調教講座」ってのが開かれているクラブで、申し込み料が１万円で受講料が２万５０００円（６０分）。受付は午後の１時から夜の１１時まで。

　場所はマンションの部屋で、オートロックで３階にある部屋の番号を押して中に入りその部屋へ。ここで入会の手続きと面接をします。でまぁその時、ワシは本当は真性のM（本格のM男）のフリをしての潜入してるわけですから、ちょいとビビッておりました。

　面接でM男になりきって、しばらく待たされてから別室へご案内されます。「全部脱いでシャワー浴びてから、あっちの部屋へ行きなさい！　ハイこれカゴね」てんでワシはスッポンポンになってチ〇チ〇を洗い、そのプレイルームへ行くと、そこにはいかにも女王様って装いの気の強そうな女性がいます。なかなかの美人でワシ好みです。

　彼女はソファにふんぞり返ってワシの書いたカルテのような物を呼んでおります。「よーし、それじゃあそこに正座して、ちゃんとご挨拶しなさい！」なんて言われ、ペコリしてM男になりきります。「縛ってあげるね！」てんでワシはグルグル巻に縛られ、チ〇チ〇からタマタマもキュッキュされ、これが妙に気持良くて少しムクムク。妖しい雰囲気で美人女王様と２人っきりってのがタマリマセン。「お尻をこっちに向けて！」との指示でクルリして突き出すと、アラアラ何とバイブにスキン被せてブルんブルン、ググッと突っ込まれます。ちなみにワシのケツは昔っからユルイのでスッポリ！

　更に仰向けにさせられ、両脚を広げられ左右に縛られ何と！　ローソクをタラ～リ。いやはやこれが熱くて熱くて、つい声を上げてしまいました。これがいわゆる調教っての？　ワシは必死で我慢して、よおやく解放され、縛られたままグッタリと仰向けに寝ていると、ラストは別のバイブでチ〇チ〇を刺激されます。ここだけの話、ワシは恥ずかしながらギンギンに勃起しておりました（笑）。「これは何よこれは！」なんてヒールの先っちょでチ〇チ〇をツンルンされ、トドメのバイブと手でシゴかれイッテしまいました。ところでこの女王様もひょっとしてワシと同じで女王様のフリをしていたのかも？　（笑）

【舐達磨親方プロフィール】

1952年、山口県岩国市生まれ。夜の世界のフリーライターとして、新聞や雑誌で数多くの男女の物語を紡ぐ。中でも独特の風俗体験ルポは絶大の人気を博す。