先日、あるAV女優さんを取材している時に、聞き慣れないワードを耳にしました。

　それは「シコロ」という言葉です。

　会話の中で、あまりにも頻繁に出てくるので、ナンジャラホイとお伺いして見たところ、それは「仕込みローション」の略でした。

　そもそも、そんな珍妙な造語がAV界では当たり前のように使われていたということにも腰を抜かしてしまいましたが、さらに驚いたのは、この「シコロ」なる言葉がエロとはまったく無関係の一般女子の間でも普通に使われているということです。

　これは裏を返せば、今どきの若い娘たちが、男たちの粗末な愛撫に備えて、端っから「シコロ」を準備していることを意味します。

　はたしてこれが嘆かわしいことなのか、はたまた喜ぶべきことなのかは賛否の別れるところですが、少なくともAVで使われている言葉は多くの一般女子にも浸透しているようです。

　いやむしろ「AV用語と一般用語が巷に混在している時代になった」と言ったほうが正確なのかもしれません。

　その証拠に「潮吹き」という言葉をクジラの潮吹きと勘違いする娘など、日本中どこを探したっていないのです。

　そう考えると令和という時代は新語・流行語大賞がエロから生まれる可能性もゼロではないということになります。

　ひょっとしたら近い将来『広辞苑』に「潮吹き」や「NTR」（ネトラレ）が掲載され、民放局やNHKが大々的に「エロ新語」を報道する日が来るかもしれません。

　夕やけ大衆の読者の皆様、流行に取り残されないためにもAV観賞は欠かせませんぞ！

文責：編集長原田