これも長引く新型コロナの影響でしょうか。ここ最近、妙にイラついている中高年を見かけることが増えてきました。良識のあるはずの日本の紳士がいったいどうしたことでしょう。

　様子がおかしいのは、なにも中高年だけではありません。嫁入り前の娘たちや、貞淑な人妻たちでさえも、よーく観察すると「変」なのです。

　その証拠に今年ロールアウトされたナンパものの新作AVを見ると、彼女たちは大喜びで「おま◯こおま◯こ」と連呼しているのです。これは明らかに「異変」です。なぜなら、つい昨年まではこうだったからです。

　男「何がどこに入っているか言ってごらん？」

　女「オ、オチ◯ポが……お、おまっ……、おまっ、いやぁーーーっ！　堪忍」

　そうです。昨年までのナンパAVの日本女性はたとえ、乳やアソコは放り出しても、決して「禁断の四文字」（関西では三文字）を口にしなかったのです。

　これを淑女の嗜みと言わずして何と言いましょう。

　いいえ、間違いなく「嗜み」です。

　要するに、最近では紳士は「良識」を、そして淑女は「嗜み」を失いつつあるようなのです。これは非常に由々しき事態です。

　どうしてこのようなことになったのでしょうか。熟考の結果、記者は薄ぼんやりと「ある仮説」を導き出すことに成功しました。

　それは「マスクのせいだ」ということです。

　考えてもみてください。紳士たちはマスクのおかげで絶えず自分の激ヤバな口臭を鼻に浴びているのです。これじゃあ、イラつかないワケが有馬温泉。

　一方、淑女たちは口臭とは違うストレスを抱えているはずです。おそらくそれはマスクで「おしゃべり」に負荷をかけられていることでしょう。そうでなければマスクを取った瞬間に「王様の耳はロバの耳」とばかりに「言ってはならない言葉」を連呼するはずがないのです。

　嗚呼、なんということでしょう。これではコロナが収束するまで日本はずーっと「イラつき列島」です。

　しかし、原因がわかっている以上、対処法はあります。それは、男性が女性の匂いを「クンスカ」することです。このことで男性は鼻腔いっぱいに良い匂いを嗅ぐことができ、女性は忘れかけていた恥じらいを思い出すはずです。

　さあストレスフルな皆さん、変態に間違えられないように細心の注意を払いながら実行してみましょう！

文責：編集長原田