実は最近、晩秋の夕日を眺めながら、ふと気づいたことがあります。

　理髪店や美容院では必ず最初に「今日はどうします？」と聞いてくれるのに、どうして風俗店ではあまりソレを聞いてくれないのでしょうか？

　読者の皆様の中には記者のこの疑問に「しょーもないことを！」と思うかもしれませんが、中高年男性にとっては頭髪が切ったらすぐには生えてこないのと同様に精液だって出したらすぐに溜まるものではないのです。

　つまり、頭髪一本一本が大切であるのと同じくらい一発一発の発射は重要です。

　そんな心血を注ぐほどの一発を前にして、なぜ風俗嬢たちは何も聞いてくれないのでしょうか？

　地を這う取材の結果、そこには「あるオゾマシイ事実」が隠されてることが判明しました。

　なんと、嬢たちの中には他人のチ◯ポを弄っている最中に「別のことを考えている」というムキも少なくないのです。

　実際に嬢たちから、その辺のところをお伺いしてきたので、いくつかご紹介しましょう。

　まずは20代のデリヘル嬢のお言葉から。

「もう部屋に入った瞬間から客のことはじゃがいもにしか見えてません。だからチ◯ポはじゃがいもの芽と一緒ですね。ええ、お料理をするときみたいに頭の中で好きな音楽を奏でながらシゴいてます。相手の希望？　もしかしたら言っているのかもしれませんが、私には聞こえてませんね。なんせじゃがいもですから」

　次は母性溢れる人妻デリヘル嬢のご意見。

「時間帯にもよりますが、夕飯のおかずのことを考えていることが多いですね。ちょうどお腹が減っている時間帯だと唾液がいっぱい出てきてフェラがしやすいんですよ。ええ、一石二鳥です。相手の希望？　あまり難しいことを言われても一度言われただけでは忘れてしまいますわ」

　最後はSMの女王様のご意見です。

「相手の希望？　基本的には一切、聞かないわ。そうねぇ……、犬のように這いつくばって何度もお願いされたら考えてあげてもいいかも」

　皆さん、いかがでしたでしょうか。もちろん、すべての嬢がそうではありませんが、多くの嬢があまり客の要望を聞いてくれていないのは事実のようです。

　回避の方法はひとつ。風俗では大切なお願いは二度繰り返すしかありません。

文責：編集長原田