先日、何人かの風俗嬢に「好感の持てるお客」と「苦手なお客」について取材したところ、意外な事実が判明しました。

　なんと、多くの風俗嬢たちが「ちゃんと会話をしてくれるお客さんが好きだ」と答えたのです。

　ひと昔前なら「男は黙ってサッポロビール」のスタイルで、あれこれ騒がずマラだけ出している客のほうがモテたものですが、時代は変わったものです。

　ひょっとして、これもコロナの影響でしょうか。実際に嬢たちのご意見をいくつかご紹介しましょう。

　まずは東京都内のデリヘルにお勤めの女子大生から。

「やっぱり、知らない人のところに派遣されるわけですから何も喋らない人は怖いですよね。はっきり言ってホラーです（笑）。

　それに何をやっても、ウンともスンとも言ってくれないお客さんは、どうしたら満足してくれるのか分からないので、ものすごく不安になります。そういう無口で無反応なお客さんに当たると“早く帰りたい”って思っちゃう」

　よもやデリバリー風俗では「ゴルゴスタイル」は通用しないようです。

　次は同じく東京都内の熟女専門デリヘルにお勤めの四十路人妻嬢のご意見。

「いい年をして満足に会話もできない客を見ると、旦那を思い出してゲンナリするんですよ。出川みたいに派手なリアクションまでは求めませんが、こっちもこっちでわざわざ出向いているわけですから、ちょっとぐらい喋りで楽しませてほしいんですよね。

　最悪なのは何も言わずにずーっと溜息をついている奴！　もっと最悪なのは理由も言わずに最初からイライラしてるおっさん。お前ら何しに風俗に来たんだ！」

　このように従来は「美徳」と言われた男の無口も、こと現代風俗においては「鼻つまみ者」と同じ扱いのようなのです。

　しかしながら「会話をしろ」と言われても、いったい何を話したら良いのでしょうか。ここで、ある風俗嬢から「極めて有用な情報」を入手してきたので、ご紹介しましょう。

「ふるさとの話をしてくれるオジサンは好感が持てますね。そういう話をしてくれる方って、絶対悪い人じゃないと思うんですよ。ええ、どんな話でもいいんです。特に最近はコロナの影響であまり旅行に行かないようにしているから、自分の知らない街の話を聞くと、なんだか楽しくなっちゃうんですよね」

　中高年の皆さん、臆せずに実践してみましょう！

文責：編集長原田