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【剛腕記者・山岡の目】『半沢直樹』と銀行のリアル

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剛腕山岡プロフィール
1959年8月、愛媛県生まれ。高知県立追手前高校卒。1浪して上京し、神奈川大学法学部入学。卒業後、法政大学大学院人文科学研究科日本史学(近・現代史)修士課程に進むも中退。零細編集プロダクションに2年半在籍し、29歳よりフリーに。91年1月より『週刊大衆』の専属記者を務めながら、『噂の真相』、『財界展望』などを中心に記事執筆。主な著書に『誰も書かなかったアムウェイ』、『アムウェイ商法を告発する』(以上、あっぷる出版社)、『銀バエー実録武富士盗聴事件ー』(創出版)、『福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実』(双葉社)などがある。

【『半沢直樹』と銀行のリアル】

 9月27日、最終回を迎えた日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)--13年版同様、大人気だった。その秘訣は、いわばなんでもありの銀行を舞台に、正論で行くゆえに危機に陥る主人公・半沢(堺雅人)が、銀行のお偉いさん(香川照之や北大路欣也)、大物政治家(江口のりこや柄本明)たちと豪快に渡り合う。最後には、キャッチフレーズの「倍返し」でやり返すところが、多くの視聴者の共感を得るからだろう。

 最終回の視聴率は、このご時世で驚異の30%を超えを記録した。当コラムの読者の中にも、感動したという人は多いかもしれない。

 だが、残念ながら現実はというと、そうはいかない。筆者は、あの90年バブル時代の不良債権処理を成し遂げた頭取として、後に政府系大企業社長にも抜擢されたA氏、その元で不良債権処理に尽力した元取締役B氏の2人を取材したことがある。

 まず、不良債権処理で辣腕を振ったA氏。かつて、その佇まいはさながら『半沢直樹』といってもいいような側面もあった。バンカーといえば、仲良しグループといったイメージもあるだろうが、それとは一線を画す剛腕ぶりだったのである。そして、バブル崩壊後のツケを一括処理しなければ、反転攻勢の芽がないと判断。1期で数千億円もの不良債権処理に踏み切ったのだ。

 一方で、闇献金の脱税事件で晩節を汚した当時の副総理との癒着企業から自宅を格安で購入していた疑惑をキャッチし、私は新聞社系週刊誌に持ち込んだ。取材ゴーサインが出て、私は自宅を数日間張込み、帰宅したA氏を直撃。否定ながらもコメントが取れた以上、特集記事が出る予定だった。だが、記事が出ることはなかった。なんと、編集長がA氏に勝手に会い、「疑惑は晴れた」として記事をボツにしたのだ。

 B氏の方は、不良債権処理を直接的に実行。累々たるコワモテたちとも渡り合った人物で、これも並みの神経では務まらないことは事実だろう。その実績を買われ、誰もが知る大手IT系企業の副社長に天下った。その後、不倫を週刊誌に暴かれ辞職。今度は新興の別の上場企業社長に天下った。私は、彼を何度か取材したが、嘘をつかれたり、恫喝されたりした経験もある。

 TVの世界と違い、現実の銀行という世界では図太く、掟破りのことを平気でやる者が生き残る。私の実感として、そんなふうにも思うのである。

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