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- 剛腕山岡プロフィール
- 1959年8月、愛媛県生まれ。高知県立追手前高校卒。1浪して上京し、神奈川大学法学部入学。卒業後、法政大学大学院人文科学研究科日本史学(近・現代史)修士課程に進むも中退。零細編集プロダクションに2年半在籍し、29歳よりフリーに。91年1月より『週刊大衆』の専属記者を務めながら、『噂の真相』、『財界展望』などを中心に記事執筆。主な著書に『誰も書かなかったアムウェイ』、『アムウェイ商法を告発する』(以上、あっぷる出版社)、『銀バエー実録武富士盗聴事件ー』(創出版)、『福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実』(双葉社)などがある。
【コロナワクチン、マスクの必要性…“自分で考える頭”を持つべき「新型コロナ対策」】
新規感染者が減り、夜10時までの時短営業も終了したが、我々中高年にとっては「手放しでは喜べない」状態は続いている。なぜなら、我が国においては何も「コロナ対策」をしていないに等しいからだ。
つまりコロナの恐怖は相も変わらず、我々の生活と隣り合わせにある。この状況はまったく変わっていない。しかし、次から次へと打ち出される政府の「GoTo経済対策」やマスコミの報道を見ていると、コロナが怖いものなのかどうなのかも分からなくなってくる。
例えば、マスクの件もそうだ。現在、都内を歩くと歩行者の9割以上がマスクをしている。メディアの報道でもマスクをしていないことがまるで「悪」のように取り扱われ、巷では「マスク警察」などという現象まで起きている。安倍政権も「マスクの重要性」を前面に打ち出し、国税を約466億円もかけて全国民にマスクを配ったことは記憶に新しい。
しかし現在、総理は変わったといえ、同じ自民党政権が徹底したPCR検査もしないまま、全国民に「外出を推奨している」のである。こうなると、コロナが怖いものなのか、怖くないものなのかが、さっぱり分からない。ちなみに私が取材した専門家は、新型コロナウイルスは空気感染しないので、路上を歩く際にマスクをする必要はまったくないといっていた。
私がコロナ以上に杞憂しているのは、日本国民が国やメディアの意見に従順すぎることだ。誤解を恐れずにいえば、日本人のほとんどが日毎の新規感染者数に一喜一憂するだけで、自分で考えることを放棄しているように感じられる。
本来、新規感染者数の増減などという非科学的なことではなく、重症患者がどれだけ出ているか把握し、そしてその重症患者が十分な治療を受けられるようにすることが最重要なのにだ。
挙句の果てには、米国からの無駄な軍需兵器の爆買い同様、わが国政府は十分な治験も経ていない欧米大手製薬会社のコロナワクチンを約7000億円も購入予約する始末。おそらくわが国民は、このコロナワクチンも発売となれば、ほぼ全員が打つと答えるだろう。ちなみに、米国の世論調査では副作用が懸念されるとして3人に1人が打たないと答えている。
いつから、わが国民は自分の頭で考えないで、政府のいうことに子羊のようにひたすら従順になってしまったのだろうか。
信頼に値する政府であればまだ分かる。だが、森友・加計・桜、検事定年延長問題などの疑惑に蓋をし、格差社会を拡大させた今の政府のいうことを信じろといわれても、自分で考える頭を持っている者なら「NO!」と答えるのが正常というものだろう。
コロナ問題についての本番はこれからだ。自分を守り、自分の大切な家族を守るためには、ただ政府やメディアに従順なだけでなく、しっかりと「自分自身で考える頭」を持たなければならない。
- (文)山岡俊介『週刊大衆』専属記者。『アクセスジャーナル』編集長(https://access-journal.jp)【Twitter】@yama03024
- (編集)スナイパー神津『週刊大衆』編集部員。【Blog】https://sniperkozu.com/