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このコーナーは関西在住の女性ライター・法善寺灯子さんに関西のシニアの皆様の魅力を語っていただくものです。関西流の笑いと人情味溢れるシニアの生き様はきっとこの世知辛い浮世に一筋の光を与えてくれるでしょう。関西のオジ様とオバ様とお爺さまとお婆さまと、おとんとおかんのパワーが皆様の健康とご長寿の活力になることを切に願います。
編集長
7月27日、こんなニュースを目にした。
兵庫県で、たこ焼き店の出入り口のドアを蹴って壊した疑いで、男(78)が現行犯逮捕された。ここまでは酒癖の悪い暴れん坊がやりそうな話である。
が、この男、ドアを蹴った経緯が不思議なのである。注文していたテイクアウトの焼きそばは、すでに料金を支払い済。その焼きそばをなぜか置いて帰ろうとし、店主が焼きそばを渡そうとしたところ、突然「こんなもん食えるかい」と怒り出したのだそうだ。
どないやねん……。ソースの絡まり具合が気に入らなかったのだろうか。
男の真意はわからないが、大阪人の粉もんへのこだわりはかなり強い。テレビで面白おかしく取り上げられる「粉もんあるある」も全く盛っていない。
お好み焼き定食、うどん定食はもはや定食の王道。炭水化物×炭水化物の組み合わせに驚かれる他県の方も多いが、大阪では「すんません、ご飯お替り。大盛りで!」と、炭水化物×炭水化物×炭水化物にしてくるツワモノさえいる。たこ焼き器が一家に一台ある。私の友人には、家族の人数分(4台)所有している。
それゆえ、どの店に行ってもそこそこ美味しいので、テイクアウトする際も、ソースの種類、かつお節の量、青のりは必要かなど、そりゃ細かいこだわりが生まれるのだ。男の焼きそばも、自分のこだわりから外れていたのか……。
と、ここまで書いておいてなんだが、今回のニュースで注目してほしいのは、男の「こんなもん食えるかい」の真意でも、大阪の粉もんのこだわりの強さでもない。よくよく情報を見てほしい。出入口を破壊した男の年齢、なんと78歳。 喜寿を超えてなお、己の骨密度を後回しにし、店の出入口という明らかに硬そうな物体に蹴りを入れるとは凄まじい根性&パワーである。
うちの母(80)も力こそないが、怒ると田原総一郎ばりの口撃力を発揮する。交渉が自分優位にならないときの「なりふり構わなさ」は、さすが商人の街を支えてきた世代。こういった関西シニアの怒りパワーは、世界平和の方向に利用可能だと思うのだ。
ということで関西シニアよ。たこ焼き屋の出入口ではなく、閉鎖的な世の中の雰囲気をぶっ壊し、ともに明るくしようではないか!
【法善寺灯子さんのプロフィール】
関西在住ライター。性別:女性。好物は串カツとお好み焼きのブタ玉。兵庫、大阪、京都、奈良、三重、滋賀などフットワーク軽く駆け回り、愛すべき関西の面白ネタをAa探す。
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