「どっこいしょ」

　いつからこのような言葉を使うようになってしまうのかは定かではありませんが、中高年になると、みだりに掛け声を発することが増えてきます。

　湯船や便器から立ち上がるときには「よっこらしょ」、くしゃみをした後には「こん畜生」、トグロ虫を放り出すときには「ぬおおっ」。中にはチンポを何かに突っ込むときにまで、掛け声を発している御仁もいらっしゃいます。

　ことほど左様に中高年は掛け声を発することが多いのです。もちろん、誰も聞いていません。むしろ、ちゃんと聞かれると周囲に不快感を与えることすらあります。

　そうであるならば、なるべく「意味のある掛け声」をしたいものです。

　そこでこの度の「夜の会話術」で有意義な掛け声について皆様とディスカッション（討論）したいと思います。

　ちなみに記者がこの場をお借りしてご提案したい掛け声は「六根清浄」です。読み方は「ロッコンショウジョウ」。

　すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この言葉は仏教用語で、煩悩や邪心を払い清めるときに使われます。

　つまり「魔除け」の意味合いもあるのです。

　また、普段の掛け声に使うほかにも、風俗などでパネルとは雲泥万里ほど差がある醜女が出てきたときに使うと正気を保つことができます。

　その他、仕事先で上司や取引先に怒鳴り散らされたときにも有効ですので是非使ってみてください。

文責：編集長原田