【山之上彼方プロフィール】

陰謀説・オカルトライター。木曜スペシャルやUFO、1999年終末予言などに心震わせ青春を過ごしたオカルト世代。あの世とこの世は本当に地続きかもしれないと思っている。ましてや宇宙人がいないわけがないと断言する情熱家でもある。

第３回「君はＵＦＯを見たことがあるか」

私としたことが……。6月末、必ず書かねばと思いつつ、金曜ロードショーで『バックトゥザフューチャー』シリーズ全作が放送されたことに浮かれ、忘れておりました。都市伝説ライターとして皆さまにお伝えすべきだった案件を！

かなり経ってしまいましたが、遅ればせながら書かせてください。

「アーノルドが 空飛ぶ円盤を見たと言ったから　6月24日はUFO記念日」

1947年6月24日、アメリカの実業家ケネス・アーノルドが自家用機で飛行中にコーヒー皿のような謎の飛行物体を目撃し、「フライングソーサー」というＵＦＯの形が一般認識されました。

「そういえば、オレも昔、オヤジの安物の灰皿を投げてＵＦＯ写真撮ったよ……」

そこのあなた、思い出に浸っている場合ではありません。近年ＵＦＯ目撃情報がこれまた急増しているそうです！

今年の４月末には、アメリカ防総省が、2004年と15年に撮影された、未確認飛行物体が映った映像3本を公開し話題になりました。

このコロナでドタバタのときになぜに！？　というツッコミは無粋。70年代オカルトブーム世代ど真ん中の河野太郎防衛相（57）は「万が一、遭遇した時の手順をしっかり定めたい」とウキウキと反応しています。

しかし、河野防衛相ならもしかして多分きっとおそらく気づいてはいると思うのですが、ＵＦＯは、宇宙人の乗り物とは限らないのです。あの飛行物体は、遥か彼方の宇宙からと飛んできているとは限らず、地底の深く深くに存在する、ある高度な文明国から空に飛びあがってきた、という説もあるのです！

その地底高度文明国とは「アガルタ」。特異能力を持つ生物が住むとされる伝説の国で、あのヒトラーも探し求めていたといいます。入り口はチベットにあるとか、トルコの古代遺跡カッパドキアはアガルタに続く回廊だったとか、なかなか濃厚なネタが散らばっている、都市伝説のレジェンドです。

しかし、今は考え過ぎてはいけません。宇宙から来ようが、地下から来ようが、私たちがすることはただ一つ。ナイスかつフレンドリーなコミュニケーションを取り、別世界の知恵をお借りして、今の苦境を乗り越えることです。

宇宙人基地という地の利を最大限に生かし、エイリアンハンバーガーや宇宙人グレイグッズを売る『エリア51』の商魂を見習い、関連グッズを作り、経済回復を狙いたい。ＵＦＯ側の方とこちらの両世界から選抜でアイドルユニットを組むのも盛り上がりそうですね。やはりプロデュースは秋元康でしょうか。

書いているうちに楽しみになってきました。早く遭遇したいですね、ＵＦＯと、中の人。

記事：山之上彼方