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中高年の性告白

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【中高年の性告白】第104回「ブルマーが縁で初体験」栃木県在住Y・Tさん(60歳)

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【中高年の性告白】第104回「ブルマーが縁で初体験」栃木県在住Y・Tさん(60歳)

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長

【ブルマーが縁で初体験】栃木県在住Y・Tさん(60歳)

今年はコロナで散々だったが、本来ならば薫風の吹き渡る、1年でもっとも快適な季節だ。そして、このころになると必ずよみがえる思い出が、わたしにはある。

高校3年生のときだから、いまから42年前の話だ。わたしは一人の少女にあこがれを抱いていた。

彼女は成績が優秀で、しかも清楚なお嬢さんふうのたたずまいを見せていた。

長い髪に白い肌、憂いを帯びたひとみ。

わたしは彼女のことを思うと胸がときめき、締めつけられる思いをいだいた。

そんなある日、忘れもしない5月半ばの放課後。あまりに成績の下降が激しいかったわたしは、教師に呼ばれて説教を受けていた。

原因はわかっている。好きな彼女のことを想い過ぎ、勉強が手につかなくなっていたためだ。

「こんな調子じゃ、進学どころか卒業も危ないぞ」

教師にクギを刺され、わたしはうなだれながら校門に向かった。

その途中、中庭の隅にぽつんと置かれた布製のカバンが目に入った。教科書や文房具を入れるような類のものではなく、女の子が弁当箱などを持ち運ぶような代物だ。

だれかが置き忘れたのだろうか。そう思いながら何気なく手に取り、中を改める。そこには、ビニール袋に入った紺色の塊が納められていた。

わたしはあわててカバンの口を閉じ、周囲をうかがう。グラウンドからクラブ活動のかけ声が聞こえるけれど、校舎にはさまれた中庭に人の姿はない。

わたしは、だれにも見られていないことを確認すると、そっと布製の塊を取り出した。それは女子が体育のときにはくブルマーだった。

汚れたので家に持ち帰り、洗濯でもするつもりだったのだろう。まだ体温が冷めないうちに詰め込んだのだろうか、透明のビニール袋の中は蒸気で汗をかき、湿っている。

わたしはものを取り出し、しばらくながめた。そして、ふたたび周囲にだれもいないことを確認する。中庭だけでなく、校舎の窓から見ている人影もないことがわかると、わたしは袋を破り、脱ぎ捨てられたままの状態を保つブルマーを取り出し、鼻に押し当てたのであった。

「ああ……」

わたしは思わず、感嘆の声をあげてしまった。

甘酸っぱい少女の匂い、少女の身体から発散する分泌物の香り。

わたしは陶然としてしまう。

そのとき、だれかが中庭に足を踏み入れる気配を感じた。わたしはあわててブルマーをもとに戻す。そして、何事もなかったようにそのカバンを持って、学校をあとにしたのだった。

家に帰ると急いで自分の部屋に入り、カギをかけて窓にはカーテンを引く。心躍るわたしは、何度も深呼吸をして気分を落ち着かせる。

「よし」

小さくつぶやくと、例のカバンを手にして中身を取り出した。

改めて確認すれば、たしかに学校で定められた女子の体操服だった。

「いったい、だれの?」

名前でも書かれていないかと中を見る。すると、白い名札には、わたしがあこがれていた女の子の氏名が記されていた。

「こ、こ、こ、これは……!」

まぎれもなく彼女がはいていたものだ。グラウンドをランニングし、体育館でバスケットやバレーを行う彼女の下半身を覆い、パンティを通して汗を吸い、にじむ分泌液を吸い取っているものだ。

わたしは思い切り顔に押し当てて深く息を吸い込む。伝わる濃厚な香りで頭がクラクラする。それと同時に、股間の一物がむくむくと頭をもたげはじめる。

わたしはズボンを脱ぎ、パンツをおろす。もちろん、その間もブルマーは押し当てたままだ。

「はあ、はあ、はあ、はあ……」

頭の中には彼女の姿が浮かぶ。

長い手、長い脚、細身の体躯、かすかにふくらんだ胸に気品にあふれた表情。

体育の授業のとき、長い髪が煌きながら揺れ、玉になって転がる汗が肌に光沢をあたえる。一生懸命になっているときは苦悶の表情を浮かべ、それでもだれかに接するときはこぼれる笑顔を見せる。

「はあ、はあ、はあ、はあ」

屹立した一物を握り締め、わたしは猛烈なスピードでこすり、やがて、わたしは射精した。それは、中学生のときにおぼえ、毎日のようにくり返してきたオナニーの中で、もっとも強烈な刺激をもたらしてくれた。

しかし、ブルマーだけとはいえ、なくしてしまえば彼女も大変だろう。

わたしは返す決心をする。だが、名前が書かれていたのはブルマーだけ。それで持ち主がわかったなどとは、口が裂けてもいえない。

そこでわたしは、だれもいなくなった放課後を見計らい、彼女の机の中に忍ばせることにした。

次の日、授業が終わっていったん教室を出る。しばらくして戻り、だれもいないのを確かめると、わたしは中に入る。

彼女の机の前に立ち、わたしはブルマーの入ったカバンを取り出した。

たった1回ではあったが、いままで知ることのなかった興奮と快感をえることができた。もう少し手元においていてもよかったのだが、彼女を困らせるわけにはいかない。

「さよなら」

わたしは、そうつぶやき、そっとカバンを机の中に忍ばせた。

「あら、なにしてるの?」

そのとき、だれかの声が聞こえた。わたしはうろたえながら振り向く。そこにはカバンの持ち主である、彼女の姿があった。

「あ、いえ、あの……」

「わたしの机に何か用?」

彼女はわたしに近づいてくる。そして、カバンが戻っていることに気づく。

「あら、このカバン」

「いえ、その、中庭に」

「そうなの。ありがとう。でも、どうしてわたしのってわかったの?」

わたしは答えることが出来ない。彼女はカバンを取り出し、中を改める。

「ブルマーがビニールに入っていない」

わたしは身体が硬直するのを知った。

慌ててブルマーを取り出したわたしは、じゃまな袋を破り捨てた。そして、ブルマーをカバンに戻すとき、うっかりそのまま納めてしまったのであった。

動揺するわたしを見て、彼女は自分のブルマーのにおいを嗅ぎだした。

「なんだかイカ臭い」

わたしは彼女のブルマーで、都合4回オナニーをした。ブルマーを一物に巻きつけるという行為にもおよんだ。精液を付着させることはなかったものの、においが染みついてしまったのかもしれない。

「ふふふ」

しかし、彼女は嫌悪を浮かべるどころか、妖しい表情でわたしを見た。

「したのね、わたしのブルマーで」

「え?」

「オナニー」

わたしは驚愕する。まさか彼女の口から、そんな言葉が出るとは思いも寄らなかったからだ。

「いってくれればよかったのに」

「ええ?」

「じつは、わたしね」

そのとき、わたしは彼女から告白を受けた。わたしは驚きと喜びが同時に訪れた感慨に、何を言葉にすればいいのか迷う。

「ちょうどいいわ、きょうね、お父さんもお母さんも留守なの。わたしと付き合ってもいいんなら、これから家に来ない?」

もちろんわたしに異存はなかった。

訪れた家は、建売の一戸建てだった。彼女がいうとおり、家にはだれの姿も見当たらなかった。

「こっちよ」

2階に上がり、彼女の部屋に通される。ぬいぐるみやかわいい置物が所狭しとならべられ、女の子らしい甘い匂いが充満していた。

「で、どうなの?」

「え?」

「わたしと付き合う気、あるの?」

ベッドに腰かけ、彼女はたずねてくる。

「もちろん」

「ふふ、よかった。じゃあ」

彼女は、わたしの前に立ちふさがった。そして、目を閉じ、唇をとがらせる。わたしは、それがキスの合図だと知り、そっと唇を重ねる。すると彼女はわたしの頭に手を回し、顔面を押し付け、舌をねじ込んできた。

「むうううう」

わたしは思わずうなり声をあげてしまう。しかし、彼女はそんなわたしにかまわず、抱き合ったままベッドの上に崩れ落ちたのであった。

見た目から想像できないほど、彼女は大胆だった。すでに体験済みだったのには驚いたが、その代わりわたしをやさしくリードしてくれた。

自分で服を脱ぎ、わたしの制服を脱がせ、身体中を舐めつくしてくれる。

「どう? 気持ちいい?」

「は、はい」

わたしの一物も咥え、しゃぶってくれる。その、温かでぬめりのある感触に、早くも射精してしまいそうになる。

「まだよ、まだ、我慢して」

今度は彼女があお向けになった。

「わたしのここ、舐めて」

命じられるまま、わたしは彼女の陰部を舐る。ねっとりとした蜜をすすり、肉ビラに舌をはわせる。

「どう、いいでしょ、ブルマーなんかよりずっと」

「は、はい」

「うん、わたしも気持ちよくなっちゃった、ねえ、お願い」

「はい?」

「挿れて」

大きく脚をひろげてわたしを誘う。しかし、なにぶん初めてのわたしは、どこに突き入れていいのかわからない。

「ここよ、ここ」

彼女はわたしに手をそえ、導いてくれた。わたしは、ずにゅりと埋没する感触に感激をおぼえながら、彼女の全部を堪能したのであった。

けれど高校を卒業し、大学に進むと、次第に彼女とは顔も合わせなくなった。二人の関係は自然消滅してしまったわけだが、わたしにとっては稀有でもあり、麗しい思い出となった。

すべてはあの、ブルマーを拾った瞬間から。そう考えると、幸運のブルマーだったような気がしてならない。 

  • 【選者紹介】
  • 長月タケオ(ながつきたけお)
  • 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
  • 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
  • 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
  • おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
  • 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
  • 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
  • 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
  • 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
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