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【山之上彼方プロフィール】
陰謀説・オカルトライター。木曜スペシャルやUFO、1999年終末予言などに心震わせ青春を過ごしたオカルト世代。あの世とこの世は本当に地続きかもしれないと思っている。ましてや宇宙人がいないわけがないと断言する情熱家でもある。
第4回「オカルト記念日、それはエクソシスト公開日」
さて、前回6月24日のUFO記念日について書いたのですが、
「山之上さん、7月13日はオカルト記念日ですよ。UFO記念日について書いておきながら、オカルト記念日を飛ばすとはどういうことですか。納得できません」
と、限りなく知人に近い読者の方からご指摘をいただきました。
オカルト記念日を飛ばすとはどういうことか――。
まさか自分の人生、こんなヘンな理由で人様にお叱りを受ける日が来るとは思っていませんでした。いや、しかしオカルト記念日を避けていたのには理由があるのです。
そもそも、なぜ7月13日はオカルト記念日なのか。そう。あのオカルトブームを巻き起こしたホラー映画『エクソシスト』の日本初公開日だからです(1974年)。
エクソシスト……。コロナのニュースやユレユレのGoToキャンペーン、大雨被害などツラいニュースが続くこの時期、あんなクソ怖い映画を紹介するってどうなのか……。
が、賽は投げられたのです。書くしかありません。
ストーリーは有名なので、超ザックリご紹介しましょう。
「少女リーガンが悪魔パズズに取り憑かれ、階段をブリッジでドカスカ降りたり、首を360度に回したりとスゴイ事をするようになり、神父が命を賭けて悪魔祓いをする」
という話です。
あえてサラッと書きましたが、映像はものすごく恐ろしいです。公開日がオカルト記念日になるだけのことはあります。
「いやいや、怒ったときのうちの奥さんより怖いもんはないって」
などと言っているそこのあなた。リーガンの変貌をなめてはいけません。私もこの原稿を書くため久々にチラリと見ましたが、猛烈に後悔しています。さっそく夢に出ました。
しかもこの映画、1948年、アメリカ合衆国メリーランド州で13歳の少年が悪魔に取り憑かれたという実話がベース。悪魔憑き事件は海外ではかなり多く、「エクソシスト(悪魔祓い)」はなんとバチカン公認の職業なのです。「エクソシスト養成講座」もあるそうで、課題内容はもちろん、資格取得までの受講料がいかほどなのか、ものすごく気になります。
とにもかくにも、心が弱っているときは、誰しも〝悪魔的〟な不安や恐怖が侵入してきます。この時期もまさにそう。だからここまで書いておいてなんですが、「悪魔憑き」については、今この時点でキッパリ忘れましょう。無駄に恐怖の種を増やす必要はありません。代わりに映画『エクソシスト』で、当時12歳という若さで悪魔に憑かれる役を熱演したリンダ・ブレアの名を検索することをオススメします。
現在61才。詳しいお人柄はわかりませんが、林家パー子さんさながらのナイスなピンクのコーディネートで、明るく微笑む近況画像は癒されますよ。
記事:山之上彼方
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