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「そういっていだけるとうれしいですね」
我々中高年の男性のなかには、「エッチなことは好きだが、下半身がなかなかいうことをきかない」という方も多いようです。
「50代、60代、70代が私の作品を買ってくださる方のど真ん中の年代なんです。今回の作品もぜひ見ていただきたい、っていうか、買わなきゃだめでしょ(笑)。そういう、下半身が元気がないっていう方に見てほしいですね。一般的なアダルト作品は買いにくいという方も、真梨邑ケイならノスタルジーな雰囲気もあるし、同世代でもありますしね、手に取りやすいよねって。そういう年代の人ってね、騙せないんです。やっぱりブレイン(脳)が伴わないと。ヤルだけ、みたいなのはね、そういう行為だけを見せていてもしらけちゃうわけ。それだけだと欲情はしないよねって。まあ、私は男性じゃないからわからないけど(笑)。でもね、こういうのって“かくしごと”だから。かくしごとの嗜好品の最たるものなわけですからね」
それにしても、真梨邑さんが60代だとは、いまだに信じられません。美しさの秘訣というか、どうやって若さとどめておけるのかを、我々に教えてください。
「えー、だって老化は止まんないもん! もうムリ。行くしかない(笑)。どうしようと思うんだけど、死んだらこの仕事はできないしね(笑)」
体力的な部分はどうですか? 10年前の撮影と、最新作の撮影で体力の違いなんて感じられましたでしょうか。カラミの撮影は時間がかかりますし、若い女優さんでもヘトヘトになるようなんですが。
「私の撮影現場にはいろんなものが用意されているんです。もうね、すっかり医療体制みたいな感じ(笑)。酸素ボンベは必ず2本。倒れ込んでると、ボンベを持ってきてくれるんです(笑)。完全介護よ。そうじゃないとできないもの。もうダメっていつも思うんだけど、それでもやっているのは、ライフワークになっているからよね、きっと。例えばね、“しがない私立探偵の男のところに、ある日、謎めいた女がやってくる”これを書いただけでね、この文字が映像として立ち上がるっていうのがすごいことなんです。作品で使う曲も書きますからね。アダルトにせよ映画にせよ、アーティストとして、そこまでやれる人ってなかなかいないって思ってます。10年前、最初にリリースしたときは、真っ白な状態だったんです。いったい何をやればいいんだろう、って。これをやってください、っていうのもなかったんです。それで私が、ペラペラペラって(プロットを)書いて、だんだん出来上がっていったっていうか。そうやって10年やってきたときに、SODさんからリリースというお話が来たんです」
日本で一番大きなアダルトメーカーですからね。
「ねえ。ジャズシンガーなんてのはね、絶滅危惧種なわけ。いないのよ。きいたことないでしょ?」
すみません、不勉強なもので……。
「いろんな人から言われるんです。記者の方なんかね、“20年記者やってますけど、ジャズシンガーにインタビューするのは初めてです”って。またね、レコード会社も斜陽でしょ。レコード店もね、傾いてきていている。でもこのアダルトの業界は何十万タイトルと出していて、SODさんもスゴイでしょ。そんなところから声をかけてもらって……もう私、死ぬのかなって」
いやいやいや! なんちゅうことをおっしゃるんですか! あと10年はやらなきゃいけません!
「70代ね……そしたら現場に看護師さんが付いていなきゃいけないわね」
酸素ボンベだけじゃ足りないですかね(笑)。真梨邑さんを見ていると、年をとるのは怖くないのかなって思えてきます。
「日本は小さい国ですからね、他の国と接していないし、欧米ともつながりがそんなにない。この国の中だけで、いろんなしきたりとかが出来上がっています。女性とはこう、男性とはこう、という考え方が長くありますよね。もっともっと、いろんな年齢で、いろんなことをやる人がいていいんだって思ってほしいし、男性がそうなら女性だってやっていいって思ってほしい。働き方改革、なんていってますけど、もっとマインドっていう面で、女性も、○代だからこうあるべきとか、45歳を過ぎたらこういう格好しなきゃいけないとか、いうじゃない。でも、いろいろあっていいんだと思う」
その通りです! ちなみに60代を迎えた真梨邑さん、健康面で気をつけていることや、日常で行っているトレーニングなどあれば教えてください。
「それが……ないの。なんにもしてない。やっぱり、ジャズ歌手を続けてきてるっていうのが一番じゃないかな。ベーシックな部分ですね」
声を出すっていうことは体にいいっていいますもんね。
「人前でステージに立って、腹筋とか背筋とか胸筋とか、喉を支えるとか。ジャズってね、難しいんです。それをやることが、脳にもいいし、運動になっていると思いますね。今回の作品は、ヌードで歌っている場面もあるんです。プロデューサーたっての希望でね」
『全裸シリーズ』があるSODならではの趣向ですね。
「そこは面白いシーンになっていると思います。もちろん、普通のコンサートではやってないことですしね(笑)」
おわっち! ディナーショーで全裸の真梨邑さんが登場したら大騒ぎになりますよ! 今後のリリースの行方も気になるところです。これから挑戦してみたいことはありますでしょうか。
「以前は、いろいろとやりたいことがあったんですけど、だんだんと先のことを考えなくなってきたんです。だって、昨日のこともあんまり覚えていないし(笑)。ただ、物語を書くことが趣味みたいなところがるので、ちょっとノスタルジックなところをやりたいかな。でも、撮り終えたばっかりだから、あんまりまとまってないわ。今回の監督さんはテレビ業界出身の方なので、カット割りとか、一般のアダルト作品にはないようなところにこだわっていらっしゃるので、面白いと思いますよ」
今後も乞うご期待ですね!
「阿佐ヶ谷ロフトというイベントスペースで3月28日(木)に歌ありトークありのイベントを開催しますので、そちらにもぜひいらしてくださいね。お待ちしています♪」
取材:編集岡崎
文責:編集長原田
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https://www.dmm.co.jp/digital/videoa/-/detail/=/cid=1sdgg00001/
- 【真梨邑ケイさんのプロフィール】
- 真梨邑ケイ(まりむらけい)
- ▶︎T165-B85W59H86
- ▶︎生年月日=1957年8月29日
- ▶︎出身地=東京都
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