――デビュー時から性癖は変わりましたか？

「プライベートでSを体験することってあまりないじゃないですか。だから、デビュー時はMだと思っていたんです(笑)。でも、いきなり責める仕事が増えたので、最初は責め役が楽しかったんです。だから、責める自分に満足してきたんです」

――それは本物のSですね。

「あと、私はイラマチオ作品が嫌いと公言しているんですけど、それはイラマチオをやられてMじゃないんだと気が付いたからなんです(笑)」

――責め役のほうが楽しいですか？

「そうですね。嗚咽をするから撮影休憩中にご飯も食べられないし、泣きすぎて頭が痛いしイラマチオにイライラするんです。だから、次のシーンでは『チ〇ンチンを嚙みちぎってやる！』って思っているんです(笑)。でも、性癖は一周回って普通が一番と分かりました」

――ノーマプレイこそ実は一番エッチですからね。

「普通にセックスをしてくださいっていう作品が増えて、『やったー！』と思っています」

――それはAVに慣れたたこともあるんですか？

「そうなんです。新人の頃はそういう作品が少なかったので、2年前くらいからギャル系になり、なにも考えないセックスを監督から要求されるから『最高じゃん！』ってなりました」

――それは監督と信頼感からきているんでしょうね。性欲はデビュー時と比べて変わりましたか？

「最初は上がって、いまはなだらかです」

――性欲のマックスが10とすればデビュー時はどのくらいでしたか？

「デビュー時は5か6で普通くらいで、続けていくうちにセックスをするのが当たり前の生活になったんです。その時、性欲はそのままでしたけど、撮影も落ち着き間隔があくと一気に8くらいに上がりました。いまは6か7で低迷しています。撮影があるのが当たり前の時期では落ち着くんですけど、間隔があくと性欲が上がるんでしょうね」

――デビュー後に開発された性感帯はありますか？

「耳かな？　耳を愛撫されるのはずっと好きだったんですけど、デビュー前にそこまで耳を愛撫されることってないじゃないですか」

――プライベートはキスから始まりますが、AVは顔が重なり表情が見えにくいから耳舐めから入ります。

「だから、耳を触られるのも舐められるのも好きなんだってデビューしてから分かりました」

――逆に自分が取得した性技はありますか？

「騎乗位とフェラチオです。いままでフェラチオはこういうものかなって感じでやっていましたけど、いまS心がついちゃったから楽しくてしょうがないんです。フェラチオはめっちゃ好きになり、『ここが弱いのかなって？』って性感帯を探すのが好きになりました」

――焦らしも好きですか？

「焦らすことも好きです。フェラチオが楽しい時期になりました」

――今後フェラチオシーンを観るのが楽しみになりました。この前、栄川さんのYouTubeで690タイトル出演していると言っていましたが、１年100本のペースですね。

「栄川乃亜の名前が出ていないタイトルを入れたらもっと出ています。デビュー時は2日に１回の撮影を半年以上やっていました」

――そこまでタイトルがあると経験していないことはないですか？

「そんなことはないですよ。忘れがちですが解禁していないことが多いんです」