1985年に放送された大河ドラマ『春の波涛』で明治時代の大女優、川上貞奴にふんした松坂慶子（70）と、朝ドラ『水色の時』でヒロインの高校生を演じた大竹しのぶ（65）の“同期生対決”も見逃せない。

　80年代に深作欣二監督との名コンビで多くの伝説の濡れ場を残した松坂だが、映画『道頓堀川』（82年）は彼女の情緒たっぷりな濡れ場が味わえる。

　真田広之演じる若き美大生と、松坂ふんする小料理屋の女将の恋物語で、

「小料理屋の2階で2人が初めて結ばれるシーンは、松坂の床上手ぶりが印象的でしたね。着物を脱いだ彼女が、ウブな真田をリードして女体の快楽を手ほどきする。　チンボーたまらなくなった真田が上から松坂の美乳を揉み、桜色の乳首を舐めては吸う。悦楽の表情を浮かべた彼女が甘い吐息を漏らす場面は何度見ても興奮します」（前出の織田氏）

　映画『死んでもいい』（92年）は、大竹演じる平凡な主婦が年下男（永瀬正敏）とデキてしまい、最後は夫を謀殺するという悪女もの。

「大竹に横恋慕した永瀬がレイプするシーンは迫力満点。永瀬は彼女を投げ飛ばして服を引き裂き、悲鳴を上げて逃げる大竹に襲いかかるんです」（映画誌記者）

　だが、一度デキてしまうと、彼女は男の若い肉体に次第に溺れていく。

「ちっぱいをあらわに、永瀬と組んずほぐれつする大竹の艶技はリアルそのもの。中年女の業の深さを見事に演じ切りました」（下関氏）

　続いて、オナニー対決。大河ドラマ『花の乱』（94年）で主人公・日野富子の若き日を演じた松たか子（45）と、朝ドラ『カーネーション』（2011年）のヒロイン、尾野真千子（40）の“一人エッチ”だ。

　映画『夢売るふたり』（12年）では、結婚詐欺に手を染めるようになった料理店店主の妻を演じた松がふだん着オナニーを披露。

「独り寝の寂しさから、松は着衣のままあおむけになり、股間に右手を入れてスリスリ。額に汗を浮かべて“はぁ、はぁ”と息を荒げる艶技が秀逸。ティッシュで指を拭うシーンもリアリティがありました」（下関氏）

　映画『真幸くあらば』（10年）で、尾野は自分の婚約者を殺害した死刑囚と、文通を通じて恋に落ちるヒロインを熱演。デートができない2人は同時刻にオナニーすることを決意する。

「満月の夜、月明かりの差し込む部屋で全裸になった彼女は、ベッドの上でオナニーに没頭します。　右手で股間をまさぐり、左手でおっぱいを揉み、乳首をつまむうちに感極まった尾野が、のけ反りながら絶頂を迎えるシーンは、オナニー名場面として語り継がれるはず。ビンビンにとがらせた乳首も助演女優賞モノでした（笑）」（織田氏）

　次は、私生活を比較しよう。恋多き女優バトルといえば、大河ドラマ『平清盛』（12年）で清盛の妻・時子を演じた深田恭子（39）と、朝ドラ『スカーレット』（19年）のヒロイン、戸田恵梨香（34）の一騎打ちだ。

　20年に松坂桃李と電撃入籍した戸田だが、独身時代は共演者キラーとして、つとに有名だった。

「06年に映画『デスノート』で共演した松山ケンイチから、関ジャニ∞の村上信五、綾野剛、勝地涼、加瀬亮、成田亮ら、そうそうたる面々です」（女性誌記者）

　一方、深キョンの恋愛遍歴もハンパない。

「1999年、2人きりで17歳のバースデーを祝ってもらった東山紀之が最初の相手。その後、ざっと挙げるだけでも脚本家の野島伸司氏、『くりぃむしちゅー』の有田哲平、内田朝陽、載寧龍二、清水良太郎、五十嵐麻朝、亀梨和也。イタリアンレストランのオーナーシェフや、メイクアップアーティストと噂になったこともありました」（前同）

　現在の恋人とされる不動産会社会長の杉本宏之氏まで、両手の指では足りない数の男と浮名を流してきた。

「交際相手が共演者に限られる戸田に比べ、深キョンと噂になった男は地位も職業もバラバラ。ひょっとしたら、と世の男たちに夢を持たせてくれるのは深キョンでしょうね」（織田氏）