やっぱり芸術の秋なのかしら。最近、ちょっと変わった男性２人と、立て続けにテレＨをしたんです。

　どう変わっているかというと、その方々は電話でエッチな話をする前に、なんと「前座」を披露してくれたんです。

　まず一人目の50代くらいの男性は、私に尾崎豊の歌を歌ってくれました。しかもギターの伴奏付き。

　ちなみに彼が歌ってくれた曲は尾崎の代表作でもある『Ｉ　ＬＯＶＥ　ＹＯＵ』だったんですが、これが本物そっくりで、かなりうまい。あまりの美声に、うっかり自分がテレＨをしていることを忘れてしまうほどでした。

　韓国ドラマなんかでは、男性が女性にプロポーズをするときに「サプライズで愛の歌を披露する」なんてシーンがよくありますが、私も30年以上生きてきて、スケベの前に男性から歌をプレゼントされたのは、後にも先にもこれが初めてです。

　で、ここで肝心なのは「テレＨにおける歌の効果」なんですが、これがかなり私の女心をくすぐったようで、その後のエロトークでは濡れまくりのイキまくり。案外、単純なのかもしれませんが、やっぱり女性ってムードに弱い生き物なのかもしれません。

　一方、もう一人の40代ぐらいの男性のほうはというと、こちらは打楽器。息を弾ませながら一生懸命、私にキンタマの音を聞かせてくれました。

　私は女性なので、どのようにしたらパチパチという音が出るのかは、わかりませんが、その方いわく、腰を激しく動かして、お腹にキンタマを打ち付けるのだと申しておりました。

　でも人体の構造上、それはあり得ないことなので、もしかしたら私が聞いたのは玉の音ではなくて竿の音だったのかもしれません。

　いずれにせよ彼が私にメロディという「前座」をプレゼントしてくれたことには変わりはないのですが、問題は、その後のテレＨにどのような効果があったのかということです。

　ふつうの精神状態なら、キンタマの音なんぞ聞かされたら、その時点でドン引くか笑っちゃうと思うんですが、テレＨの場ではさにあらず。見方によってはこれがかなり勇猛果敢です。

　実際、私にはラグビーのオールブラックスが試合の前に行なうパフォーマンスと似た感覚を得ることができました。

　皆さんもぜひ「前座」を試してみてください！

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