この記事を読んでいるほとんどの方が、小さい頃から現在に至るまで、お爺ちゃんやお婆ちゃん、はたまた親や学校の先生や会社の上司から「人様に迷惑をかけるようなことはするな」と口を酸っぱくしていわれてきたと思います。

　特に最近では、歩きスマホや道端へのゴミのポイ捨て、飼い犬の尿や便の不始末やらと、世の中にマナー違反が続出している傾向にありますから、この「人に迷惑をかけない運動」は、より切実な問題といえるんじゃないでしょうか。

　実際、私自身も他人を困らせることがないように、平素より十分な注意を払っています。

　しかし、人間とは矛盾したもので、ある状況においては、逆に「私に対してもっと迷惑をかけてほしい」と切望している自分が存在しているんです。

　その原因は、オンナとして一生に一度はいってみたいセリフがあるから……。

　ちなみにその言葉とは、なにを隠そう「私をあまり困らせないで」です。

　このフレーズは、たとえば年下のイケメン男子が私のようなオバサンに熱烈に求愛をするシーンなどに使ったりする言葉なんですが、もちろん私はこれまでの人生で一度も口に出したことがありません。

　でも先日、この言葉を使える最大のチャンスに恵まれたんです。

　相手はまだ20代後半のサラリーマン。

　テレＨなので当然、イケメンかどうかはわかりませんが、声の感じは爽やかなスポーツマンタイプで、話す内容も清潔感に溢れていて、とっても好感のもてる子なんです。

　しかもこの子がまた天然の甘え上手ときています。私のことを「お姉さん」などと呼びながらエロい行為をするたびに「魅力的だ魅力的だ」って感動してるんですよ。

　もうこれだけで私のアソコはナイアガラ。

　挙句の果てには口には出せないほどイヤラしいことまで懇願されて、私はどんどん「困らせられて」いく始末。アノ言葉をほざくには絶好のチャンスです。

　しかし、私の口からは、とんでもない一言が飛び出してしまいました。

「もっとイジメテ～」

　いやはやなんとも。人間エロの渦中にいると、なかなか予定通りにはいかないものです。

　もう一度アノ言葉を使うチャンスが来ることを心待ちにしているテル子です。

【今週の怪人さん出没ダイヤル】

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