寺島の“匂い”漂う車中エッチ

　２０００年代以降も、濡れ場を初披露した美女優は数多い。その一人、寺島しのぶ（49）の初脱ぎ作品として知られるのが、『ヴァイブレータ』（２００３年）だ。

　彼女が演じるルポライターが、偶然、出会った長距離トラックの運転手（大森南朋）のトラックに乗り込んで、旅をするロードムービーで、「寺島はトラックの運転席で当たり前のようにカーセックス。彼女が演じる濡れ場はいつも生々しいんですが、この映画でも、マン臭が漂ってきそうなリアリティがありました」（高杉氏）

　ブレイク前の吉高由里子（33）が、スレンダーな全裸を惜しみなく公開し、濡れ場を披露したのは『蛇にピアス』（08年）だ。

　夜の渋谷を徘徊する19歳のヒロインにふんした吉高と、全身にピアスを施した男（高良健吾）、全身に刺青をした彫り師（井浦新）との交情が、ふんだんな濡れ場とともに描かれる。

「吉高の乳首を高良が舐め回したり、革で緊縛した全裸の彼女を井浦が“首締めファック”したり、かなりハードです」（芸能記者）

　ＮＨＫの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に主演した深津絵里（49）が、濡れ場に初挑戦したのは映画『悪人』（10年）。

　彼女が演じる衣料品売り場担当の百貨店員が、妻夫木聡ふんする交際相手の殺人犯と逃避行をする物語で、「深津が殺人犯だと分かった男と場末のラブホでエッチするシーンは、秀逸ですね。男にキスをされ、おっぱいを揉まれて息を荒くした彼女が、寝バックでイタされて声を殺しながら、よがり泣き。　おびえと男を信じようとする気持ちの間で揺れ動く女心が、濡れ場を通して伝わってきました。こういう地味だけどエロい女性の役を演じると深津は抜群ですからね」（映画誌ライター）

　巨乳で知られる真木よう子（39）は、『さよなら渓谷』（13年）で、けだるい濡れ場を披露した。

「真木は、かつて自分をレイプした男（大西信満）と同棲しているワケありヒロインを熱演。映画冒頭、アパートの一室で男と汗まみれのエッチをしていた彼女が、宅配便が来たので行為を中断。シャツを羽織ったときに見せた巨大なハミ乳には、グッときました」（高杉氏）

　二階堂ふみ（27）が、全裸濡れ場を初披露したのは『リバーズ・エッジ』（18年）。

　ヒロインの女学生にふんした彼女は、元カレの同級生とラブホでエッチする場面で全裸になる。

「彼女は男に正常位でガンガン突かれても、シラケ顔。事後、彼女が咥え煙草でテレビに見入るシーンで、お椀型の美乳と薄桃色の乳首、逆ハート型の桃尻があらわになります」（芸能記者）

　その後の二階堂が、“令和の濡れ場クイーン”と称されるほど、セックスシーンを披露しているのは、ご存じの通り。

　いや〜、濡れ場って、本当にいいもんですね〜！