バック挿入で田中が涙アクメ

　82年の『ダイアモンドは傷つかない』では、当時22歳の田中美佐子（62）が、よがり泣きアクメを見せた。中年の予備校講師（山崎努）と女子大生（田中）の禁断の愛を描いた名作で、前戯からねちっこい。山崎は彼女の乳首を指でいじりながら、秘部に舌を這わせる。

「アッ！」

　乳首と秘部のＷ刺激で、田中は軽くイッたのか、恍惚の表情に。さらに男は“うつ伏せバック”でスローピストン。彼女はいつしか涙を流し始めて、「んふぅ、アア……ああっ……んはあ……」

　田中は山崎に耳を舐められながら昇天するのだった。

「女性は相手への愛情が高まると、脳内エクスタシーに達するんですね。優れた女優は役に入り込むと、濡れ場でも“脳イキ”するんですよ」（下関氏）

　令和の濡れ場クイーン・二階堂ふみ（27）も、衝撃の脳イキを見せてくれた。

　２０１９年の『人間失格太宰治と３人の女たち』では、太宰（小栗旬）の愛人を演じ、正常位で貫かれる。

「アアァ……私ばっかり、幸せでごめんなさい……」

　彼女は、あまりの快楽に、こう囁ささやく。やがて太宰のピストンが早くなり、そのままフィニッシュ。

「あっ……アァ〜〜」

　まるで子宮に精液が当たっているかのように、二階堂は、肢体をわずかに痙攣させながら絶頂に達するのだった。

　一方、乱暴なセックスに悦びを覚える女性も。

　10年の『冷たい熱帯魚』では、神楽坂恵（40）が、ブチ切れた夫（吹越満）に家庭内レイプされる。

「しかも年頃の娘が見ている前で、神楽坂は衣服を剥ぎ取られ、推定Ｉカップのボイン乳を揉まれながら、強引に挿入されるんです」（前出の映画ライター）

　やめて、と泣きながら懇願する彼女だが、夫は構わず腰を押し込んでいく。

「やめて……あぁ！いやあ、アアっ！」体は正直なのか、神楽坂の悲鳴は次第に歓喜のアクメ声に変わっていった。

　１９８９年の『極道の妻たち　三代目姐』では、君島十和子（55）が、ヤクザ（萩原健一）に襲われる。

「ベッドに乱暴に押し倒されると、彼女は抵抗するんですが、男の力にはかなわず、パンツを脱がされ、ダッチワイフのように突かれます」（下関氏）

　最後はされるがまま、「アアアアーーーッ！」

　それは断末魔の叫びか、それとも嬌声なのか……。

「女優が感じているか、一番分かりやすいのは、オナニーなんですよ」

　そう言って下関氏が紹介するのは、尾野真千子（40）のオナニー名作、２００９年の『真幸くあらば』。

「刑務所に入った男性との文通で、同じ時間に互いを思ってオナニーすることを、約束するんです」（前同）

　彼女は全裸で膝立ちとなり、月明かりの差し込む窓に向かう。左手でＣカップほどの美乳を揉み、右手を秘部へ。ＢＧＭが流れていて声は聞こえないが、「唇を大きく開いて、肢体を前かがみにして身をくねらせる。絶頂時にはビクッビクッと打ち震え、２回ほどオーガズムの波を迎えたことが分かります」（同）

　12年の『夢売るふたり』では、松たか子（44）が、生々しい指使いを披露。

「夫の帰りを待つ間、散らかったリビングで松は仰向けに寝転がり、服を着たまま、パンティに指を突っ込むんです」（映画ライター）

　喘ぎ声もほとんど漏らさず、ときおり「アッ」「ううん」とうめくのみ。それでも鎖骨が汗ばみ、「……んっ……んふぅ〜」

　一瞬、虚ろな目になり、ため息のような息を漏らす。

「終了後、何ごともなかったようにティッシュで指を拭く仕草もいい」（下関氏）

　このようにイク瞬間まで見せた芸能トップ女優たちには脱帽するばかりだが、「最強は寺島しのぶ（49）の首絞め昇天です。イキながら息絶える、究極のエクスタシー」（前同）

　そんな衝撃映像があるのが、07年の『愛の流刑地』だ。小説家（豊川悦司）との不倫で、初めてイクことを知った人妻の寺島は、「首を絞めて」と懇願する。

　ホテルの一室。彼女は全裸で豊川の上にまたがり、「アア！　アアアッ！」

　熟した軟乳を揺らし、逆ハート型のヒップを絶え間なく打ちつける。そして、「殺して……殺して！」

　全身汗まみれで叫ぶ寺島。細い首を男の手で強く締めつけられると、彼女は口からヨダレを垂らす勢いで、「ハアああ！　アアアッ！アアアーーーーーッ！」

　その瞬間、視界がぼやけたように映像もかすむ……。

　本当に逝ってしまわれるのは勘弁だが、一度でいいから、こんな美女たちをイカせてみたいものだ。