かたせの強烈バキュームに！

　８６年公開の『極道の妻たち』で、瀕死のヤクザ・世良公則に巨乳を好き放題に揉ませ吸わせるシーンは、伝説的な名濡れ場だが、「８８年公開の『肉体の門』は敗戦直後の日本が舞台で、かたせは娼婦役。ダンスホールで複数の米兵にレイプされる迫真のシーンがあります」（映画ライター）

　手足を押さえつけられて、ドレスのスカートをビリビリと破られる、かたせ。　

「いやあ！」

　必死に逃れようとするが、屈強な米兵相手では、なす術がない。暴れるたび、推定Ｆカップの釣り鐘状の乳房がブルンブルン揺れる。　

「ヤクザの女だったり、娼婦だったり、この頃のかたせは素晴らしく豊満なボディを持ちながらも、“うらぶれた女性”を演じさせたら天下一品。全身からフェロモンが漂っていました」（前出の映画雑誌編集者）

　そのかたせがアラフォーになった頃に公開されたのが、『身も心も』（９７年）だ。　

「全共闘世代で、今も青春を引きずる中年男女４人の物語で、激しい性描写も話題になりました」（前同）

　中でも、かたせと柄本明のカラミはすさまじい。

　旅館の布団で愛し合うのだが、彼女はのっけから、布団に潜り込み、強烈バキュームのフェラチオ。　

「あふぅ、んんっ・・・・・・」

　と、むしゃぶりついているような声を漏らす。

　さらに体勢を変えて、シックスナインとなる。　

「ガチンコで舐め合っているとしか思えない動きでしたね」（高杉氏）

　プロの目から見ても、彼女の濡れ場は圧巻だそうで、前出の吉村氏いわく、「かたせさんの濡れ場には、一つの変化が見られます。それは“瞳”。セックスのとき、男を見つめる目が年々、色っぽくなっているんですよね。さらに豊満ボディは熟女になるほど抱き心地がアップしているのが明らか。男の征服欲を駆り立てる魅力が、濡れ場からもにじみ出ているんです」

　幾多の濡れ場で、そして私生活でも磨かれた女優たちの極上セックスの映像は日本人の宝といえよう。