「んフ、アァ・・・・・・あたしばっかり、幸せで・・・・・・ハアン、ごめんなさい」

　甘い吐息が、ねっとりと絡みつくようなあえぎ声。　カーペットの上に押し倒された彼女は、正常位でゆっくり突かれながら、幸せそうな表情で、こう囁く。

　さらに男が興奮のままグイッと強く突き入れると、「アッ・・・・・・！ああんっ」　半開きの唇から、歓喜を伝えるような嬌声を漏らす。

　これは映画『人間失格　太宰治と３人の女たち』（２０１９年）で、若き寡婦・山崎富栄を演じた二階堂ふみ（27）が見せた名セックスシーンだ。

　経験人数５０００人以上、多くの人気ＡＶ女優と絡んできたベテランＡＶ男優の吉村卓氏が、こう語る。　

「映画の濡れ場にも台本があり、現場で演技指導が入ることも多いと聞きます。ただ、どんなに演技をしても、つい、いつもの癖が出てしまうのが“あえぎ声”。声や吐息の漏らし方などは、プライベートのセックスと変わらないと思います」

　トップ女優が濡れ場シーンで披露したセックス時の声の中で、一番イヤラしいのは誰の声か？私生活の性癖がうかがえる禁断シーンを徹底調査した！

　まずは冒頭の二階堂だが、「声は控えめながら、しっかりと“アン”とあえいでいますよね。これは優しい女性の特徴で、自分勝手に盛り上がらず、それでいて男に不安を与えないように、“気持ちいいよ”と伝えているんです」（吉村氏）

　彼女の母性がかいま見られるあえぎ声なのだ。

　続いて、ファッションモデルでシンガーソングライターの西内まりや（27）。

　ネットフリックスのドラマ『全裸監督』ではヤクザ役の國村隼と絡むのだが、「モデル出身とあってスタイル抜群で、上向き美尻も超セクシー。そんな西内が黒のＴバック姿で國村に迫るんです」（芸能ライター）

　騎乗位となった西内は、激しく上下にバウンド。ロングヘアを振り乱して、「アッ、アアんっ！ハア、ハア、あふっ、アアッ！」

　と、切ない吐息と嬌声を交互に漏らすのだ。

　濡れ場映画に詳しい芸能コラムニストの高杉順平氏が、こう語る。　

「さすが歌手ですね。あえぎ声も艶がある美声で、“リズム感”がある」

　同じく美ボディに定評がある夏帆（30）は、昨年公開の映画『Red』で初脱ぎを果たした。　

「期待以上の脱ぎっぷり。夏帆は足の指を舐められたり、屈曲位でガン突きされたり、濡れ場シーンはなんと、５分以上に及びました」（映画ライター）

　ホテルのベッドで、裸で抱き合う人妻役の夏帆と、元カレの鞍田（妻夫木聡）。

　まずは舌と舌を絡め合う濃厚キスで、「んふぅ、んちゅ・・・・・・んん」

　唾液と吐息が混じりあった生々しい音を奏でる。だが、正常位で挿入されると、「んはああッ！」

　圧迫感に驚いたような嬌声を上げる。さらに屈曲位で、膣奥を攻められると、「あひぃ！んく、はひぃ！ハうぅ」

　歯を食いしばるようにうめく彼女。だが、次第にあえぎ声が甘くとろけ、「ああぅ、鞍田さん、鞍田んさん・・・・・・！　あぐぅ、アアッ、鞍田さん、アアっ！」　一気に盛り上がり、男の名前を連呼するのだ。

　夏帆同様、激しく悶えるのは、今年７月に俳優の林遣都と結婚した大島優子（32）。映画『生きちゃった』（20年）では、自宅不倫に溺れるシーンがある。

　猛暑の中、キャミソール姿で間男を押し倒し、騎乗位で腰を振る大島。　

「ハアハア、んふう、おふう、んん、はアァ～」

　全身汗だくになって、ケモノのように絶叫する。　

「夏帆や大島のような絶叫型は、欲望に正直な人。男の前でかわいく声を出そうという下心もないので、野獣のようにセックスにのめり込むんです」（前出の高杉氏）

　７月に石橋貴明と離婚した鈴木保奈美（55）も、あえぎ声が意外と大きい。

　京都を舞台に、盲目の美女（鈴木）とスイス人男性の恋愛を描いた映画『いちげんさん』（00年）では、「二人は突然の雨を避けて旅館へ。濡れた服を脱がされた鈴木は、畳に全裸で寝転びます。華奢ながら、乳房は推定Ｃカップの美乳」（前出の映画ライター）

　男は、そんな大和撫子の裸に覆いかぶさり、正常位でイチモツを押し込む。

「アアアアッ！」

　“魔性の美女”ともいわれる鈴木が、意外にも打てば響く甲高い嬌声。ベッドでは素直なのかも！？