ナース服を持参して患者宅を“個人訪問”

　最後は、老人介護ホームを併設する、埼玉県の病院で働く啓子さん（32）の話。　

「ウチにいた同僚のＭさんは４０代前半で、バツイチだけど、わりと美人。仕事もできて、医師とよく訪問診療に同行していました」

　だが、ある日、Ｍさんは突然、職場からいなくなった。　

「なんでも、訪問先の男性患者たち６人ぐらいとイケナイ関係を持ったらしくて。それも、お金と引き替えだったらしいんです」

　料金は１万円から３万円。４人はお触りや性的サービスだけだったが、残りの２人とはセックスもしていた。　

「バレたのは、そのうちの一人が病院に連絡したから。Ｍさんが他の患者とも関係を持っていることに嫉妬して、バラしちゃったんです。さらにＭさんが患者宅に“個人訪問”するとき、ナース服を持参していたことまで判明。院長が激怒してクビにしたそうです」

　歯科医院での助手経験がある作家の酒井あゆみ氏は、こう言う。　

「医療業界は、性欲や性に対して意外にオープン。職場不倫はむろん、風俗でバイトをする看護師も、けっこう多いんです。ヘルスでバイトしている看護師は“私たちは毎日、患者の清拭などをしていますから。ご機嫌取りをするキャバクラよりずっと楽ですよ”と笑っていました」

　命を預かる仕事に日々、奮闘する白衣の天使たち。犯罪行為は許されないが、多少“ハメを外す”ぐらいは許してあげたいものだ。