【スケベ漫画家 成田アキラ が抜いた！「地声でうめく本気の自慰」『悪霊島』 岩下志麻 のメス顔】

　最後はスケベ漫画家の成田アキラ氏がヌイた名女優たち。イの一番に推したのは、岩下志麻（80）が出演した映画『悪霊島』（81年）。

　彼女は島の旧家で暮らす巴ともえ御寮人と呼ばれる謎めいた美女を演じるが、なんと劇中で岩下がオナニーするシーンがあるのだ。

「濡れ場で注目するのは女優の表情なんだよね。女の表情、メスの表情になっているか。その点、岩下志麻さんが悶絶する表情を見せてくれた『悪霊島』のオナニーシーンは圧巻だった」

　ふだんは奥ゆかしい人妻の背後に、淫らなもう一人の人格があるという設定のもと、畳の上に仰向けになった彼女が着物の裾を捲り上げながら股間をいじる。

「“んふぅ”といった恥じらいのオナニーではなく、“あおぅ、あふぅ”と地声で咆哮するようなよがり声を上げて、眉根をギューッとひそめるんだ。あれは間違いなく本気でオナっているよ。女のオナニーを覗き見しているような気持ちになって、画面を食い入るように見ちゃったね。もちろんビンビンになったよ！」

　成田氏は荻野目慶子56）が激しいファックシーンを演じた映画『皆月』（99年）も、忘れ難いという。

「奥田瑛二が演じる夫と妻役の彼女が、昭和感丸出しの狭い浴槽で湯船セックスをやるんだよ。それも座位で。腰の動きが豪快すぎて湯船のお湯が飛び散る、飛び散る。あれは監督が“潮吹き”を連想させるように演出したんだと思うな。　荻野目さんの表情もいい。“泣き顔”で半開きの唇から漏れる喘ぎ声も止まらない。おっぱいも色白美乳で乳首もツンと尖って。気持ちよくなりすぎた彼女が男の肩に噛みつくシーンも興奮したな。この人は本当に色気がある。体からセックスの匂いが漂っているね」

　同氏が評価するベテラン女優の濡れ場は、まだある。

「かたせ梨乃（63）の濡れ場では、映画『東雲楼　女の乱』（94年）も、よかったよ。遊郭の女将にふんした彼女と津川雅彦の濡れ場は本当に官能的だった。正常位でゆっくり腰を使ってる間、２人は絶えずキスをするんだけど、かたせさんはしっかり目を開いている。キスシーンでは目をつぶる女優さんが多いけど、相手の顔や体を見つめている女の表情ってのも実にエロい。さすがはかたせ梨乃、よ〜く分かっていらっしゃる」

　高橋恵子（66）の濡れ場では映画『ラブレター』（81年）が印象深いという。

「彼女は10代の頃からおっぱいを出してたけど、当時から妙に色っぽい女優さんだった。

『ラブレター』では、うつぶせバックで男に“いいか？　いいか？”と言われながら突かれるんだけど、彼女はしっかり股を開いている。実際、うつぶせバックで感じてくると女はもっと奥まで欲しくなって、自然と両脚が開くんだ。

　ちなみにうつぶせバックはクリも擦れるから、女はクリとナカで感じることができる。映画には映ってないけど、シーツに彼女の恥ずかしいシミがついていたことは間違いないね」

　最後に成田氏が挙げるのは、若尾文子（87）が女同士の濡れ場に挑んだ映画『卍』（64年）である。

「この人は気品があるのにエロティック。『卍』で彼女が岸田今日子と裸で抱き合うシーンは、オレの好きな“秘め事感”があふれていて興奮したね。若尾さんの濡れ場は脱ぎはないけど、とにかく色っぽい。肌が汗ばんでいることもあったりして。そこがまたエロいんだ」

　大型連休は、自宅で官能名作に溺れましょう！