グラビアで、ＣＭで、男たちの胸と股間を熱～くさせた“おっぱい女神”たち。誰よりも輝いていた彼女たちの「あの頃」と「今」を徹底リサーチ。封印された水着の中を探ってみた。

　トップバッターは芸能生活40周年を記念して“61歳のビキニ”を披露した宮崎美子（61）だ。

「ちょうど40年前の１９８０年、熊本大３年生だった彼女はミノルタカメラのＣＭにビキニの水着で出演。　木陰でおずおずとジーンズを脱ぎ、青いビキニになった彼女の豊満な胸と愛くるしい笑顔はたちまち世の男たちを魅了しました」（ベテラン芸能記者）

　宮崎は、あのＣＭ１本でスターになった。　タレントでミュージシャンの掟ポルシェ氏が言う。

「デカパイもさることながら、思わずつまみたくなるようなプニプニのお腹もインパクトがありましたね。“隣のお姉さん”的な親しみやすさもあったし、彼女こそ元祖ややぽちゃボディ、元祖女子大生タレントと言っていいでしょう」

　そんな彼女の61歳のビキニだが、これがまた悪くないのだ。

「しかも撮影は、40年前に彼女が『週刊朝日』の表紙を飾ったときと同じ篠山紀信氏。体がやや、たるみ気味とはいえ、黒ビキニで、しっかり胸の谷間を見せているのはアッパレです」　と、女優ウォッチャーの下関マグロ氏も宮崎美子を絶賛するのだ。

“カメラ小僧”の異名を取った篠山紀信氏は、多くの女優やアイドルの水着を撮影したことで知られるが、“伝説の歌姫”山口百恵（61）も、その一人だった。

「あの頃は『明星』『平凡』といった芸能誌でアイドル歌手が水着になるのは当たり前でした。　ただ、笑顔が目立つアイドルの中で、百恵は水着になっても憂いを帯びたクールな表情でカメラに収まることが多かった。胸はそれほど大きくないけど、腰つきがミョ～に色っぽかったですね」（前同）

　篠山氏撮影による山口百恵の写真の中には、「水着から乳首や股間のスジがクッキリ透けているものなど、際どいものも少なくなかったですね」（前出のベテラン芸能記者）

　こんな逸話もある。「20歳の記念ＬＰ『曼珠沙華カ 』ジャケット撮影の際、音楽プロデューサーの酒井政利氏が、スタジオのカーテンをなにげなく開けると、そこには上半身裸の百恵がポーズを取っていたそうです。つまり、プロデューサーの言いなりではなく、自主的に脱いでいたわけです」（グラビア誌編集者）

　憂いのある表情も、自分の内面を表現したものなのだろう。このジャケット写真には後日談がある。

「引退後の86年、このときの写真が写真誌に流出。乳首もバッチリ誌面に掲載され、大きな話題となりました」（前同）

　三浦友和との結婚を機に、80年に21歳で引退。長男・三浦祐太朗、次男・三浦貴大が俳優として活躍しているのは、ご存じの通りだ。

　76年、第１回ホリプロタレントスカウトキャラバンのグランプリに輝いた榊原郁恵（61）の健康的な水着グラビアも、一世を風靡した。

「Ｂ85、推定Ｅカップはあったでしょう。ビキニのブラからこぼれ落ちそうなおっぱいと弾ける笑顔が、彼女のトレードマークでした。　87年に結婚した渡辺徹はもともと彼女の大ファンで、ドラマで共演したのをきっかけに猛アタックしたのは有名な話。夫婦仲の良さは芸能界でも指折りです」　と言うのは芸能ライターの織田祐二氏。

　85年『ミ・アモーレ』、86年『ＤＥＳＩＲＥ』で２年連続レコード大賞受賞。80年代アイドルの頂点に立った中森明菜（55）も、82年のデビュー直後は、よく水着になった。

「当時の明菜は顔もふっくらしてかわいらしく、スレンダーながら出るべきところは、しっかり出ている女らしい体つきをしてました。　特筆すべきはウエストの細さで、知る人ぞ知る、くびれボディの持ち主でしたね」（民放関係者）

　彼女を語るうえで欠かせないのが89年７月、当時、交際中だったマッチこと近藤真彦の自宅マンションで起こした自殺未遂騒動だ。

　同年12月31日に、明菜はマッチ同席のうえで謝罪会見を行ったが、「会場に場違いな金屏びょう風ぶが飾られていたことから、明菜はマッチとの婚約会見と思い込まされて会見に出席したのでは、という見方もありました」（芸能記者）

　芸能界を震撼させた一大スキャンダルは、順風満帆な明菜の歌手生活も暗転させずにはいなかったのだ。