日本を代表する美女たちがいつもの触り方でイキまくったピンク現場を一挙出し。その指使いをご覧あれ！

「女優のオナニーシーンは濡れ場と違った淫靡さがありますね。濡れ場は男優との共同作業ですが、オナニーには自分の手クセや性感帯がバレてしまいかねない際どさがある。実際、濡れ場よりオナニーシーンのほうが恥ずかしいという女優も少なくないんです」

　映画評論家の秋本鉄次氏がこう指摘するように、美女優のオナニーシーンのエロさは濡れ場に勝るとも劣らない。そんなオナニー名場面集を届けよう。

　まずは１９７０年代。　日活の看板女優だった浅丘ルリ子（80）が、まさかのオナニーシーンを披露したのが映画『告白的女優論』（71年公開）だ。

　60年代は石原裕次郎や小林旭の相手役としてスター女優の地位を不動のものにしていた彼女が、70年代を迎えて心機一転、出演した実験的な作品だ。

　ここでの浅丘は“セックス恐怖症”の人気女優にふんしているのだが、「彼女は高校時代、教師にクロロホルムを嗅がされ、暴行されそうになったことがトラウマになり、恐怖症になったという設定です。　セックス嫌いなのに欲求不満な彼女は、夜ごと下着に指を這わせて自慰にふけるんです。描写はおとなしいですが、出演当時30歳の浅丘の美貌は圧倒的。全裸の後ろ姿を披露する場面は文字通りの、お宝映像ですね」（映画誌ライター）

　にっかつロマンポルノのスタートは71 年だが、80年代のロマンポルノを牽引した人気女優の一人が美保純（60）だ。　彼女が真に迫った激エロオナニーを見せてくれたのは、映画『ピンクのカーテン』（82年公開）。

　美保純演じる性に奔放で天真爛漫な妹と、彼女に恋心に似た感情を抱いてしまう兄の“近親相姦”的な関係を描いた作品で、「美保の脱ぎっぷりの良さは圧巻です。不倫関係にある美容師の中年男と正常位や対面座位、騎乗位、バックでやりまくる他、ラブホのバスルームで泡まみれのおっぱいを男に揉みしだかれる場面も扇情的でした。　兄の前でも平気でパンティ１枚になり、ピチピチのホットパンツから尻肉を覗かせる妹に、セフレができたばかりの兄も困惑するばかり。酔って全裸で寝ている妹に欲情して、あわや、というスリリングなシーンもありました」（前出の映画誌ライター）

　彼女のオナニーシーンが登場するのは映画の終盤。「ベッドで寝ていた彼女が寝ぼけまなこのまま、パンティに指を入れて局部を刺激し始めるんです。“あんあん、あッ、はあッ”と鼻にかかったよがり声をを浮かせてオナニーに没頭。腰をグラインドさせながら、昇り詰めていきます」（ベテラン芸能記者）

　かくして、『ピンクのカーテン』は美保純の代表作になった。女優ウォッチャーの下関マグロ氏が言う。

「それまでオバサン女優の多かったロマンポルノに、新風を吹き込んだのが彼女。　ピチピチの肌と張りのある美乳はもちろん、とっぽくて、かわいくて憎めない彼女のキャラも新鮮で、実に魅力的でしたね」

　71年にデビュー曲『わたしの城下町』が大ヒット。70年代はアイドル的な人気歌手だった小柳ルミ子（68）が三十路の美しい裸身を披露してくれたのが、映画『白蛇抄』（83年公開）。

　福井県にある古刹の住職（若山富三郎）の後妻となった小柳演じるヒロインは、男を惹きつけてやまない魔性の女。住職だけでなく、その息子の雲水とも肉体関係を持ってしまう。

「脳卒中で半身不随になった住職は舌と指を使って小柳をイカせるんですが、男性器は不能。満たされない彼女は入浴時、人知れず股間に指を這わせてしまうんです」（映画誌ライター）

　オナニーシーンは暗示的な描写にとどまるが、豊満な乳房と勃起した乳首をあらわにして男とやりまくる小柳の熱演はアッパレだ。

「男に迫られると断れずに脚を開いてしまう従順なヒロインは、ドＳ男なら狂喜乱舞でしょう。小柳ほどの人気歌手が全裸になったのは、自分の体に自信があればこそ。あれだけの乳を持ってれば、そりゃ人に見せたくもなるでしょう」　と言うのは芸能ライターの織田祐二氏。

　女優・高樹沙耶の主演デビュー作『沙耶のいる透視図』（86年公開）は彼女が鮮烈なフルヌードと濡れ場を披露した作品として知られるが、共演する加賀まりこ（76）が披露するオナニーシーンにもドキリとさせられる。

　映画はビニ本業界で働くカメラマンと編集者、高樹演じるビニ本モデル兼イラストレーターの奇妙な三角関係が描かれるが、「加賀まりこが演じる編集者の母親が、赤いドレスを着たまま布団にうつ伏せになり、股間をいじって息を荒らげる場面が唐突に挿入されるんです」（芸能記者）

　彼女の真っ赤なルージュを塗った唇が印象的で、記憶に残るオナニーシーンと言えるだろう。

　ことほどさように、濡れ場の“隠し味”として使われることも多いのがオナニーシーンなのだ。