去る10月23日（金曜日）、若者の街・東京渋谷にてセクシー女優さん８名が出演する映画『無慈悲な光』の制作記者発表が行われました。

若者の街・渋谷……。

よもや50を超えたおっさんが足を踏み入れてはいけないような街ですが、セクシー女優さんが８人もいらっしゃるというからには行かないわけにはいきません。

夕やけ大衆おっさん記者はチーマーや知らない若者たちに声をかけられないようにしながら、密かに潜入してまいりました。

新しくなった渋谷駅で迷うこと20分。会場まで年寄りの足で徒歩５分。まるで那田蜘蛛山（by鬼滅の刃）にでも登ように、ほうほうのていで坂道を歩いてようやく目的地に到着。

なんとか会見時間に間に合った記者ですが、そこにはさらに無慈悲な現実が待っておりました。

実は今回アロエ株式会社様によって製作される映画『無慈悲な光』は昨年の7月４日～7月７日に「舞台」としても公開されていたものだったのです。

ガーン！

そうです。何を隠そう、おっさん記者はこの舞台版『無慈悲な光』を観ていないのです。

ひーーーーっ！ ナンマンダブナンマンダブッ！

周囲を見渡すと、おっさん以外の記者は全員、舞台版も観たような顔をしていらっしゃいます。

ただでさえ「渋谷」というアウェイな空間の中で、これほどの大ピンチはありません。

この場でシワ腹をかっさばいてお詫びするわけにもいきませんので、主催者に隠れて、速攻で検索！ 検索！ 検索です。

ここで関係者の皆様と女優様たちに苦し紛れな言い訳をさせていただきますと、実は昨年の7月時点では、まだ『夕やけ大衆』は生まれていなかったのです。

つまり、取材するメディアも、このような情報を入手するルートもなかったのです。

ということでお許しを……。

さて、同じく舞台版『無慈悲な光』を観ていないというシニアの皆様のために、ここでおっさん記者が死に物狂いで調べた物語の内容をご説明しましょう。

映画の原作はこれまで100作以上の舞台作を手掛けた、えのもとぐりむ氏の『マウスの道徳』。

人間が「実験用マウス」として扱われる「奇異な世界」を描いています。

本作ではこの実験用人間マウスと、それを取り囲む科学者たち実験室の人間」との関係性が全体を流れる一大テーマと言えます。

これだけでも相当、面白いのですが、さらに「人間マウス同士の関係性」も見逃せません。

試験管で育った人間マウス、父と母と共に暮らしていながらも経済的な事情で実験用マウスとして生きている人間、死を受け入れる人間マウス、それに抗う人間マウス……。

最終的には「安楽死」の被検体としての運命を受け入れなければならない人間マウスですが、それぞれのマウスには意思もあれば夢もあるわけです。

そこに人間である「科学者」の心の推移が重なって、物語は摩訶不思議な世界を醸し出していきます。

気になる８人のセクシー女優さんはAIKA様、あべみかこ様、栄川乃亜様、加藤あやの様、加藤ももか様、つぼみ様、本庄鈴様、山岸逢花様と、いずれも演技力には定評のある顔ぶれ。

これまで真摯な姿勢で「性」に向き合ってきた彼女たちが、この映画では「人間の生」について向き合い、文明の発展とは何か、人間とは何か、意識とは何か、そもそもこの宇宙のあり方とはどのようなものなのかという「神学的な領域」にまで踏み込んでいきます。

また、監督は芸人としても活躍するカジ氏。

昨今では芸人さんが多彩な才能を発揮しているだけにカジ氏が「どのような演出をするのか」も楽しみのひとつです。

なお、この映画『無慈悲な光』では日本で初となる『多視点映像』という技術を採用し、一人の女優だけを追うことも可能。

つまり、視点を変えて何度でも楽しめて、噛めば噛むほど味わいが出てくる「アタリメ的」な作品でもあるのです。

ちなみにこの映画、制作費用に関してもイマドキの方式を採用しております。

そうです。クラウドファンディングです。

目標金額は一千万円とのことですが、すでに多くの方が支援を表明しております。

千円から支援することもできるので、クラウドファンディングをやったことがあるも人も、これまで映画にはびた一文も出したことがない人も、気軽に参加することができます。

募集期間は10月29日現在で43日間。

興味のある中高年の方々は、これを機に「映画作り」に携わってみるのも良いかもしれません。

文責：編集長原田

【クラウドファンディングに支援を希望される方はコチラ】

項目：セクシー女優が熱演する「無慈悲な光」を映画化したい！

• 〈応募URL〉CAMPFIRE
• https://camp-fire.jp/projects/view/320681