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突然ですが、夕やけ大衆の読者の皆様は「ネズミの嫁入り」という名作をご存知でしょうか。
ざっと内容を説明すると、こんな感じです。
むかしむかし、ネズミの一家がいました。
家族構成はネズミのオヤジとお袋、そして年頃の娘です。
ある日、娘がいよいよ発情し始めたので、オヤジとお袋は世界で一番、性欲の強い婿を探すことに決定しました。
そこで最初にオヤジとお袋が婿候補としてツバをつけたのが太陽でした。
太陽ときたら、いつもギンギンです。
オヤジとお袋は太陽に娘の婿になってくれるようにお願いしました。
するとどうでしょう。太陽はこんなことを言って婿入りを断るのです。
「俺を隠してしまう雲のほうが強い」
そこでオヤジとお袋は今度は雲に婿に婿入りの件を相談しに行きました。
するとどうでしょう。雲はこんなことを言って婿入りを断るのです。
「俺を吹き飛ばしてしまう風のほうが強い」
だんだん「たらい回し状態」の様相を呈してきた婿探しにテンパり始めたオヤジとお袋は風に向かって叫びました。
「娘の婿になってくれ」
すると風はこんな苦しい言い訳をしながら縁談に「断り」を入れてきたのです。
「俺が吹いてもびくともしない壁のほうが強い」
ここまでくると、もはや生き物でもなければ性欲のかけらすらない「ただの物体」です。
当初の目的は完全に失なわれてしまいましたが、念のためオヤジとお袋は壁に「婿入りの件」を提案してみました。
するとどうでしょう。壁の野郎は生意気にもこんなことをのたまいながら婿入りを断わってきたのです。
「俺のことを齧(かじ)って穴を開けてしまうネズミのほうが強い」
結局薬局、ネズミの娘はネズミのおっさんを婿に迎えてめでたしめでたし。中出しして子供をいっぱい作りましたとさ。
とまあ、ざっくり言えば、こんな話です。
なぜ、こんな話を引き合いに出したかというと、実はつい最近まで夕やけ大衆ではネズミのオヤジよろしく「AV作品で何が一番エロいのか」さっぱりわからなくなってしまっておったのです。
なにしろ、近年のAV業界では、やれ電マ責めだ、それイラマチオだ、とにかく潮吹きだ、デビュー作から3Pだ、やっぱりネトラレだ、最後は顔射だ中出しだと1作品に「腕も千切れよ」とばかりにエロを詰め込んでくるのです。
ここまでエロを並べられると、いったい何が「最強」なのかさっぱりわかりません。
恐ろしいのは平安な世の中であれば常軌を逸脱しているはずの「中出し」でさえも、今やすっかり当たり前の気分になっている始末。
こうなってくると、どこでヌイてあげるのが女優さんにとっての「誉れ」になるのかが心配になって飯も喉を通りません。
このままいくと、カリ首が誤作動を起こして映像の中の部屋の壁紙にまで反応してしまいそうです。
まさにネズミの嫁入り状態。
しかし最近、ある女優さんのインタビューで目からウロコが落ちました。
そのお方は、けっこうなベテランで、けっこう有名な女優さんなのですが、こんなことをおっしゃったのです。
「どんな激しいプレイよりも男優さんと二人きりのハメ撮りが一番感じてしまう」
そうなのです。
そもそもセックスとは男女の究極の秘め事。
スタッフさんが周囲にたくさんいるセックスシーンよりも、男優さんと2人きりで「素のまま」をさらけ出してくれたほうが、はるかにイヤラしいのです。
つまり、セックスは「普通」が一番。ネズミの婿はネズミでしかないのです。
その証拠に最近のAV作品ではメニューの中に「ハメ撮り」が収録されているものがかなり増えています。
ということで本日の結論。
何がイヤラしいかわからなくなっているシニアの方はメニューの中に「ハメ撮り」が入っている作品を選んでみましょう。
ひょっとしたら「ハメ撮りシーン」でヌイてあげることが、女優さんにとっての「一番の悦び」かもしれませんから。
文責:編集長原田
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