• このコーナーは、毎回有名AV男優さんを講師にお招きし、中高年の皆様に向けて「セックスの講義」をしていただくものです。前回に引き続き、今回も吉村卓先生の「セックスレスに陥らないための性改革」です。2回目のテーマは「コミュニケーション編」。
• 人生100年時代の現代では男女ともに夫婦仲を精神的にも肉体的にも維持していくのはとても大切です。そのためにも吉村先生は「女性のテクニック向上が肝」だという考え方をお持ちです。今回はパートナーの「口技」がみるみる上手くなるコミュニケーション術を伝授していただきました。
• プロ男優さんが「夕やけ大衆」にだけそっと語ってくれた究極の「愛撫術」を学び、ナイトライフをよりいっそう充実したものにしていただければ幸いです。
• それでは、技と官能の扉を開いていきましょう。

編集長

【講師のご紹介】

吉村卓先生（50）

大学卒業後は、AV助監督をしていたが、AV男優の加藤鷹氏から「お前、俺のカバン持ちやれ」と言われ、加藤氏の家に住み込みで働くことになり、半年ほど下宿していた。これがきっかけでAV男優になった。1995年にデビューして以来、7500本以上のAVに出演したという超ベテラン男優。49番目の体位『YOSHIMURA』を開発したことでも有名。『ニコニコ吉村卓チャンネル』を配信中。

【恥ずかしさをかなぐり捨てて女性に話しかける】

「女性をフェラチオの達人にする方法をお教えしましょう。最も大切なことは、セックス中のコミュニケーション能力なんです」

　日本の男性には、このコミュニケーション能力が圧倒的に不足していると吉村氏は警鐘を鳴らしている。

「日本の男性は、シャイな性格の方が多いので、セックス中に話をするのが恥ずかしいと考えがちなんです。だから、黙々とセックスに励んでしまう。でも、考えてみてください。何の情報もない状態では、どうすれば男性が気持ちよくなってくれるのかなんて、女性にはさっぱりわからないのです」

　だからこそ、恥ずかしさをかなぐり捨てて女性に話しかけることが重要なポイントになってくる。

「例えば、フェラチオしてもらったとしましょう。ここで、黙っていてはダメなんです。女性が嬉しくなるような言葉をかけてあげるのが大切なんですよ」

【褒めれば女性はフェラ上手になる】

　では、どのような言葉を発すればいいのだろう？

「とにかく褒めてあげるのが大切です。たとえフェラが下手だとしても、とりあえず褒めてあげましょう」

　褒め言葉として、以下のような表現が効果的だという。

「ああ、最高に気持ちいいよ。上手だね」

「すごいね、もうイッちゃいそうだよ」

「こんなに気持ちいいのは初めてだよ」

「愛情のこもったフェラが嬉しいよ」

　褒められれば、女性はテンションが上がり、もっと奉仕してあげようという気分になる。

「ここで、具体的なテクニックを伝える段階に入ります。ここでは、あなたの本音を言葉にすればいいのです」

　テクニックを伝える言葉としては、以下のような表現を参考にして欲しい。

「カリの周りを舌先で舐めてくれると嬉しいな」

「もう少しスピードを上げてくれるとイキそうだよ」

「あなたが本当にシテ欲しいと思っていることを正直に伝えれば、女性は喜んでサービスしてくれるはずですよ」

【感じている表情を女性に見てもらう】

「言葉と同じくらい大切なのが表情です。男性が快楽に酔いしれている表情を見ると、女性は俄然張り切ってくれますし、自信を持ってくれます」

　女性は、フェラしている時、男性がどれくらい感じているのかを気にしているのだそうだ。

「多くの女性は、フェラの途中で薄目を開けて男性の反応を見ています。だから、男性は、快感に酔いしれている表情を浮かべることがポイント。しらけた顔をしていては、女性のテンションが下がってしまいます」

　女性がどうしても目を開いてくれない場合は、以下のような言葉をかけるといいそうだ。

「目を開けてごらん。すっごく可愛くてエロいよ」

「ああ、もう発射しそうだ。感じているオレの顔を見てくれる？」

　このように活発に会話をしていると、お互いにどうして欲しいのかを伝えるのが楽になるそうだ。

「女性もセックスに対して、探究心が湧き上がってくるので、もっと上手になりたいと思い、セックスに積極的になってきます。フェラチオもどんどん上達してくるので、お互いにセックスするのが楽しくなってくるはずですよ（笑）」

　性に年齢は関係ありません。皆様もぜひ実践してみてください。

取材＆記事：編集S