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【タクシードライバーの「破廉恥」乗務日誌】第6回「助けてください!」

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【タクシードライバーの「破廉恥」乗務日誌】第6回「助けてください!」

このコーナーは週刊大衆ベテラン記者の柚月怜氏が、街のタクシー運転手さんに乗客の破廉恥な行状をお伺いしたものです。タクシー運転手さんといえば、世の中で一番「街の事情に詳しい方々」といっても過言ではありません。新聞やテレビでは決して報じられない一般人たちの「ハシタナイ素顔」に腰を抜かしていただければ幸いです。なぜなら、この報告書には「真実」しかないのですから。

編集長
【被害ドライバー】
山井勝造(65=仮名)。タクシー運転手歴25年のベテラン。現在は個人タクシーで、丁寧な運転&接客には定評があり、都内の某高級ホテルから呼ばれることも多い。趣味はゴルフ。好きな女優は吉高由里子。

『助けてください!』

普段は都内の高級ホテルで付け待ちをすることが多い個人タクシー運転手の山井勝造さんは、高価そうなスーツに身を包み、清潔感もあるシニア紳士である。

「その夜は久しぶりに流してみようと、三軒茶屋界隈を走っていたんです。時間は深夜0時を過ぎていましたので、街は人通りも少なくなっていました」

最初は男性一人かと思った。道路わきで手を挙げていたのは40代半ばのサラリーマン風で、山井さんはゆっくりと停車した。

「男性だけかと思ったら、数メートルほど離れたところで若い女性がしゃがみこんで、うずくまっていたんです。一目見てだいぶ酔っているな、と思いました。男性はタクシーを停めた後、その女性を抱き起して半ば引っ張るようにして、乗車してきたんです」

女性はTシャツに短めのスカートといった姿で若そうに見えたが、車内で確認すると、おそらく30歳前後。酔っているだけでなく大泣きしており、化粧もだいぶ落ちていた。

「どちらまで?」

「えっと……中野までお願いします。ね、それでいいよね?」

男性は泣きじゃくる女性に確認しながら言った。どうやら男性宅にお持ち帰りするつもりのようだ。山井さんは一種の不穏な雰囲気も感じたという。

「女性の号泣ぶりからして、自分を見失うほど酔っていましたからね。二人が恋人関係なのかもわかりません。それこそ泥酔していた女性を拾って持ち帰ろうとしているのではないかと疑ったのです」

とはいえ、勝手な推測でお客様に失礼なことはいえない。女性の様子に注意を払いながら、車を発進させた。後部席では男性が女性を介抱するように抱きしめていたという。しばらくその状態が続いていたのだが、

「嫌、離してよ!」

突如、女性が泣きながら叫んだ。男性は落ち着け、落ち着けと女性をさらに抱きしめるが、火に油を注ぐようなもので、

「離せ! 近寄るな!」

女性はさらに激しく抵抗。山井さんはどうしたものかと困惑した。ただの痴話喧嘩なのか、それとも本当に女性は嫌がっているのか。

「静かにしろって。運転手さんに悪いだろ。すみません」

男性は冷静な口調で謝ってきたが、その隙に女性は男性を殴らんばかりに手を挙げた。

「ちょ、ちょっとお客様!?」

山井さんは慌てて、安全なところにタクシーを停車させようと思った。場合によれば、警察に通報すべきだった。

「あっちいけ。お前なんか嫌い。近寄るな!」

女性は男性の頭や顔を容赦なくバンバン叩き始めている。男性は「落ち着けって。運転手さん、本当にすみません!」と懸命に女性を落ち着かせようとしている。それらのやり取りを見て、やはり二人は親しい仲であることは察知できたが、とにかく暴れられると危険だ。山井さんは近くにある公園の道路わきで停車した。

「なんで停めたの!?」

女性は今度、山井さんにも突っかかってきた。そろそろ警察に……と思い始めた時だ。

「助けてよ。運転手さん」

女性はなぜか再び泣き始めて、すがるような目を向けてきた。

「え?」

男性のほうを見ると、参ったなぁといった顔をしていた。

「助けて?」

「はい。この人と一緒にいたくないんです。私を信じてください。この人を今すぐ下ろして、運転手さんの家に私を連れて帰ってください」

「はい?」

山井さんは女性と男性の顔を見比べながら聞いた。

すると、女性は男性のほうをちらりと見てから、

「ねえ、運転手さん。こいつ、租チンのくせに浮気しているんですよ~」

急に泣くのを止めたかと思いきや、妙に艶っぽい声で言ってきた。そうしておもむろに後部座席のシートに両脚をのっけるや、「私も浮気しよっと」と歌うように呟いたあと、両脚をM字に開いてきたという。

山井さんはルームミラー越しに会話をしていたそうだが、目が点になった。

「そのハレンチな姿だけでも恐ろしいのに、女性は下着を履いていなかったんです。黒々としたオケケどころか、肉厚の陰唇もぱっくり丸見えで……」

当然、男性もビックリだ。「お前、バカ!」と女性の足を閉じさせようとするが、ノーパンであることに気づいて、「なんで履いてないんだ!?」と仰天している様子。

対して女性は嬉しそうに「運転手さん、見てみて~」と指でアソコを広げようとしてくる始末。

「まあ、女性のお客さんのほうが完全な酒乱で、おかしくなっていたんでしょうね。それにしても困りましたよ。彼氏の前で、アソコを見せられたわけですから。とりあえず男性に目配せをすると、恥ずかしそうに頭を下げて『すみません、僕の手では手に負えないので近くの交番までお願いします』と(笑) 妥当な判断だと思いました」(山井さん)

酒乱とはいえ自分の彼女がタクシー運転手に秘部を晒すなんて、男性客にすれば複雑な気持ちだったに違いない。2人を交番まで届けた際、男性は「ご迷惑をおかけしました。お釣りはいりません」と1万円札を渡してきたそうだ。

「男性が浮気していたのかどうかは知りませんけど、やっぱり酒乱の彼女を持つと、大変ですよね」

あらゆる人生ドラマをタクシーの車内で見てきた山井さんはそう締めくくるのあった。

取材&記事:柚月怜(ゆづきれい)
20代の頃より「週刊大衆」の記者として、街の妖しい噂やエロスポットを中心に取材。官能作家として、著書『惑わせ天使』(双葉社刊)もある。
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