Catch Up
キャッチアップ
今月の日刊ゲンダイDIGITALに、なんとも珍妙な「わいせつ事案」が発生したことが報じられました。
こともあろうに40代の陸上自衛官が街中で見つけた女性の尻に自分の顔をギリギリまで近づけるという「個人的訓練」を繰り返していたというのです。
その数なんと6年間で500回強。
同紙によると現場はディスカウントストアで自衛官は店内で立っている女性の背後に回り込み、しゃがみ込むようにして女性の尻に顔を寄せていたとのこと。その距離たるや10センチ~20センチということですから「ソーシャルディスタンス」の観点からも完全なるエチケット違反といえます。
しかしながら、不可思議なのは500回もこのような不審行動を繰り返していながら、なぜ今まで「警察沙汰」にならなかったかということです。
そこで今回も、夕やけ大衆専属の元警察幹部にお伺いしてみました。
まず、訓練か変態かわからない場合、我々国民はどうすれば良いのでしょうか?
「基本的には犯罪かそうでないかの判断は警察がしますので、不審者らしき者を発見したときには躊躇なく通報するべきですね」(元警察幹部/以下同)
なるほど。それで安心です。
しかしながら、この方はなぜ今まで警察のお世話にならなかったんでしょうか。
「この人の行動は変質的であると同時にやや喜劇的な側面がありますね。なにしろわざわざ女性の背後に回って尻の匂いを嗅いで回っているんですからツッコミどころ満載です。こういう喜劇的な要素を含んだ犯罪の場合、被害者が性的な被害を受けたと感じないこともあるんです。しかも今回の事案は直接的な接触もなく、わいせつな物を見せられたわけでありません。被害者本人も、それを見ていた周囲も通報しづらかったということが考えられます。
しかし、だからといってこのような変態行動が許されるはずもありません。社会の秩序を維持するためにも、即座に通報すべきです」
おっしゃる通りです。たとえ笑ってしまうような変態であっても見過ごしてはなりません。
しかし、このような変態喜劇役者を善良な国民が通報した場合、当の通報者はどうなるのでしょうか。事情聴取のために一緒に交番に連れて行かれて、顔や名前を覚えられたりしたら、逆恨みされそうで心配です。なにしろ相手は変態ですから。
「その点は心配ありません。通常は不審者を速やかに最寄りの交番に連れていき、通報者の話は現場で聴取します。特に今回の事案の場合、周囲に人も大勢いますから必ずしも被害者本人が通報したかどうかなど分かりませんしね」
ちなみに交番に連れて行かれた変態喜劇役者はその後どうなるのでしょうか。
「実務的な話をすれば、被疑者の態度次第です。本件は結論からいえばタッチがないので逮捕は難しいと思います。ゆえに調べをする警察官の裁量次第ということになりますね。
被疑者が深く反省していれば説諭で終わる場合もありますし、反対に反省の色がまるでなければ迷惑条例や軽犯罪などの罪状で1日留置所にぶち込んでお灸を据えることもあります。まあ、警察官も人間ですからね。
でも、これを意外と軽い罪だなんて思ってはいけませんよ。留置所に入れられれば被疑者がどんな変態行為をしたのかが即座に白日の元に晒される可能性が高くなります。周囲に知られれば間違いなく社会的地位や信用を失うでしょう。そのときになってからコトの重大さに気がついても手遅れです」
変態喜劇役者の末路がよくわかりました。
特に今は世の中じゅうで「ステイホーム」が叫ばれていますから、外出している変質者や不審者はいつもの100倍目立ちます。見つけたらすぐ110番です。
また、自らも不審者と思われないように心身ともに律しなければなりません。
皆様も規律正しいゴールデンウイークをお過ごしください。
文責:編集長原田
この記事の画像
関連キーワード
Linkage
関連記事
-
【ハレンチ事件検証】交番内でセックスはできるのか
-
昭和官能エレジー第2回「未亡人との夢物語」長月猛夫
-
【今さら聞けない「シニアの夜遊び」基礎知識】自宅で楽しむ「…
-
【夕やけ大衆EYE】キレイなお姉さんたちの入浴事情
-
【ネオン街ニュース】コロナ終息後に「スワッピング大流行」の…
-
【ネオン街ニュース】パパ活の逆現象!コロナ日本の「ママ活」…
-
シニアのための夜の会話術 第11回「男性が身近な女性に絶対…
-
【ネオン街ニュース】自粛要請でキャバ嬢やホストは何をしてる…
-
昭和官能エレジー「純情ホステスの純愛芝居」長月猛夫
-
シニアのための夜の会話術 第11回「会話がダメなら身振りで…
-
あの週刊大衆が完全バックアップした全国の優良店を紹介するサイト