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男の下心につけ込み、法外な金額を請求してくる“夜の罠”。年々狡猾さを増すその犯行手口を紹介する。
「お兄さんは私のタイプだから、これからも関係を続けていきたい。ナマでしていいから、半年分のピル代をくれない?」 いざ挿入という場面で、20歳のギャルにこう囁かれてしまったら、アナタならどうするだろうか――。
実は、これは今、ネオン街で大流行している“ピル代詐欺”という新手のボッタクリの口説き文句なのだ。「ピルは1シート(1か月分)で2000円くらいだから、半年分1万2000円。“その程度なら”って払ってくれるオジサンは多いよ。ほんと、男の人って単純。同じことを他の人にも言っているのに(笑)」
こう楽しそうに笑うのは、援デリ(素人の援助交際グループ)でバイトをするユリちゃん。小柄ながらEカップのロリ巨乳で、エロエロオーラがムンムン。確かに、この彼女とナマでできるとなれば、世のお父サンは財布のひもを緩めてしまうかもしれない。
「もちろん、ピル代を払ったところで次回はない。援デリなんて、すぐに電話番号を変えるので、二度と、その女の子とナマでヤレるどころか、会うこともできません」(風俗ライター) なんとも悲しい話だが、客も脅されたわけでもないので、“騙された”と諦めて泣き寝入りするしかない。
実は昨今、ネオン街では、この手の新たなボッタクリが急増しているという。従来のボッタクリ風俗といえばタケノコ剥ぎ的に、フェラは1万、挿入は2万などと、プレイ開始後に料金を上乗せ請求されるケースが多いが、今は違うのだ。「男のほうもボッタクリとは知らず、自らの意思で金を払っている。あとになって“あれは、ボッタクリだった?”と気づくケースが多いですね」(前同)
その典型と言えるのが、歌舞伎町や池袋の繁華街で最近増えている“ナンパ待ちボッタ”だ。「歌舞伎町の近くで、2人組のかわいい女の子がいたんです。僕は友人と一緒だったので久しぶりにナンパをしようかとなって……」 こう話すのは、男性美容師のHさん(38)。
声をかけると、女の子たちも酔っている様子でノリノリ。「じゃ、飲みに行きましょうよ~」と誘いに乗ってきた。聞くと、彼女たちはともに21歳で女子大生。見た目はやや派手なギャル系だが、水商売的な匂いもなかった。「1軒目は近くの安居酒屋で飲みました。2対2だったので友人とトイレで“おまえ、どっちにする?”なんて打ち合わせもして。うまくいけばお互いヤレるかも、と……」(Hさん)
高級酒をガブ飲みされて14万
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