2021年５月にAV業界では史上稀に見る「大型新人女優記者発表会」が行なわれ、華々しくデビューを飾ったMINAMOちゃん。その後は大人気女優へと成長し、この度、デビュー３周年を迎えた。

その周年記念作品では、かわいいMINAMOちゃんがゾンビ姿に豹変！　その姿でセックスシーンも撮影しているのだ。

話題沸騰中のゾンビ作品を深掘りし、デビュー後の３年間を振り返ってもらった！

（注・以下、『MINAMO ZOMBIE』のネタバレになる項目がありますが、MINAMOさんからも作品への理解が深まるとのことで、ネタバレは了承を得て表記しています）

――デビュー３周年おめでとうございます！

「ありがとうございます」

――2021年にデビュー会見を大々的に開きました（https://taishurx.jp/detail/28577/）。

「めっちゃ緊張しました」

――ソフト・オン・デマンドの社長も同席しました。

「緊張しすぎて覚えていないんですよ、あの時の記憶はあまりないんです」

――取材していましたが堂々としていましたよ。

「舐められてはいけないと思い、堂々とするようにしていました(笑)」

――「百年に一度のSODstar誕生」なので会見する価値は十分にありましたが、どうして会見を開いたんですか？

「デビューしたてで右も左も分からなくて、言われるがままって感じでした。『デビューしましょう』、『記者会見しましょう』ってとんとん拍子で決まった感じです」

――当時の会見では、「不安と楽しみな気持ちが両方あります」と言っていました。３年経って不安と楽しみな気持ちはどっちが上回りましたか？

「いろんな仕事に慣れてきたこともあり、１年くらい経ったら楽しくなりました。逆にデビュー当初の１年間は、誰に褒められても信じないでおこうって思っていたんです」

――ストイックです。

「評価されてもあまり信用していなかったから、大丈夫かなって思いながら仕事をしていました」

――会見では名前の意味を聞かれ、「水に広がる水面（みなも）が好きだし広がるので、これからの人生が水面みたいに広がっていけばいいなと思い『MINAMO』にしました」と言っていましたが、いまではその水面がかなりの大きさで広がりました。

「当時から『絶対に人気女優になってやる』と思っていました。『なる』とは思っていなかったですけど、『なってやる』とは思っていました」

――そういう決意があったんですね。そう意味では負けず嫌いですか？

「そうですね。別にいまでも人気者だとは思っていないんですけど、いろんな仕事をさせてもらっているなって感謝しています」

――そのAV活動の話になると、プレイ作品、ドキュメント作品、ドラマ作品などジャンルがありますが、この３年間で得意になったジャンルはなんですか？

「やっぱりドラマ作品です。圧倒的にドラマ作品が得意です。セリフを覚えるのも得意だし、当日の出番直前にセリフを覚えるんですよ」

――事前に台本は読み込んでいるんですか？

「直前まで読まないんです」

――気持ちは入りますか？

「入りやすいタイプなんだと思います」

――「スタート！」の声がかかるとキャラクターが降ってくる？

「そうですね」

――逆の意味でドキュメンタリーは苦手ですか？

「苦手です。演技だと八割くらいはそのキャラでやって、二割くらいにちょっと自分を入れたらよくなるじゃないですか。でも、素だと十割自分なので、果てしないし、どこまで自分を出せばいいのかが分からないんです」

――「果てしない」っていい表現です。これは演技を知っている人にしか言えない言葉です。ドキュメントの時はどのくらいの自分を出すんですか？

「求められているであろうものを出しています」

――深い発言です。MINAMOちゃんは、これまでインタビューが少なかったので、こういうしっかりとした演技論は聞いていて面白いです。先ほどから明快な応えが返ってきますが、そういう哲学はどこから生まれるんですか？

「家でめっちゃ考えています。考え事をするのが好きなんです。『MINAMOだったら、こんなことは言わない』とか、『MINAMOだったら、こう答える』とかいろいろと考えているんです。でも、頭の回転は別に早くないんですよ。だから準備をしておきたいんです」