――聡明な人の言葉です。そういう意味ではAV女優はやりがいがありますか？

「めちゃくちゃやりがいがあります。やっぱりエロの世界が好きだし、本当に面白いんです。『どの仕事が好きですか？』って言われるんですけど、AVの現場が一番楽しいし、生き生きしていると思うし、毎回新しい発見があり面白いんです。働いている人も面白くて、変な人が多いので楽しいです」

――この３年間でエッチ的に成長した部分はありますか？

「ビクビクってできなかったんですよ」

――痙攣まではいかないけど、ビクッと反応することですか？

「はい、それがナチュラルにできるようになりました。デビューした時は体が硬くて、力が入りやすかったんです」

――素で感じられるようになりましたか。逆に自分が覚えた責め技はありますか？

「乳首のイジり方は上手くなりました。絶対に上手くなりましたよ。プライベートでチクオナを始めたんです。男優さんの乳首はイジるけど、自分で気持ちよくなれないと、男の人の乳首イジりはできないと思い始めたら上手くなりました」

――いい話をありがとうございます。３年間で性欲はアップしましたか？

「性欲は変わらないです」

――それは高い性欲をキープですか？

「100のまま高いです」

――ありがとうございます(笑)。AV、司会、エッセイ、モデルと活躍していますが、さらにやりたいことはありますか？

「ラジオをやりたいです。私の声が深夜の居酒屋とかで流れてきたらいいなと思っています。あとは写真集を出したいです。フェチっぽい写真集を出したいんです」

――パーツ的なフェチですか？

「パーツ写真集を出したいです。AVだとやりたい作品はいっぱいあるんですけど、人妻役はやっていてすごく楽しかったんです。指輪一つで背徳感を味わえるのがすごくいいんです」

――「指輪一つの背徳感」ってすごい名言です。そういった夢が実現することを願います。そこでこの話題に入りますが、デビュー３周年記念作品の『MINAMO ZOMBIE』が話題沸騰中です！　最初にこの台本もらった時はどう思いましたか？

「どうしようかなって思いましたし、できるかなって、めちゃくちゃ不安でした。実は1年前から構想を聞いていたので、その時はノリノリで『やろうよ！』と言っていたんです。でも、1年後にまさかデビュー周年作品で、この内容の作品がくるとは思っていなかったです」

――ここまで話題になると、ある意味、周年作品でよかった感じですが、どういう周年作品を期待していましたか？

「別に『MINAMO ZOMBIE』が汚いわけじゃないですけど、もっとキレイな内容の周年作品になると思っていました(笑)」

――かわいい感じの作品ですか？

「はい、２周年作品は『２周年で初出勤！無制限発射OKで連続ナマ中出しさせてくれる完全会員制ソープ』だったから、まさか３周年でゾンビがくるとは思わないじゃないですか(笑)」

――全編観たんですがいくつか分からないところがありまして、AVで分からないところっていうのもすごいんですが(笑)。ネタバレになる可能性もあるので、探り探り聞きます。冒頭のシーンから渋谷のスクランブル交差点をゾンビメイクで歩いていますが、撮影はどうでしたか？

「めっちゃ恥ずかしかったです」

――一人ハロウィン状態でしたか(笑)。

「ハロウィンの日に撮影をしてくれたらまだよかったですね(笑)。みんな普通に歩いているし」

――歩行者はMINAMOちゃんのゾンビ姿を見てきましたか？

「結構、見られましたよ。撮影直前まで帽子をかぶって隠していて、『スタート』って言われたら、急いで帽子を脱いで歩きました」

――テイクワン終わりましたか？

「はい、１回で終わりました」

――歩行者から声をかけられましたか？

「終わったら、逃げるようにロケ車に乗りました」

――素顔のシーンとゾンビメイクのシーンがありましたが、メイクはシーンごとにしたんですか？　それとも、素顔のシーンを撮り終えてから、ずっとゾンビメイクでしたか？

「メイクしっぱなしですね」

――何日撮りだったんですか？

「３日撮りだったので、もちろん最後はメイクを落として帰宅するんですけど、３日間このメイクでした」

――ゾンビの動きはなにかを参考にしましたか？

「１週間前からゾンビ映画を観て、主に韓国のゾンビ映画を参考にしました」

――体がクネッた動きでした。

「ゾンビは痛みを感じないから、手がいろんな曲がり方をするんです。それがゾンビっぽい動きかなと思い再現しました」

――しかも、私、発見したんですが、甲子園出場みたいに言うと、MINAMOちゃんは２連続２回目のゾンビ出場です。

「どういうこと(笑)？」

――2023年に小原綾斗とフランチャイズオーナーのMVでゾンビになっているんですよ！（https://www.youtube.com/watch?v=d5TgB1nB9mE）

「確かに！　本当だ！　すごい！　あれは血糊を付けたくらいの、かわいいゾンビでした」