昭和の映画ファンを驚かせたのは、82年当時、“ショーケン”こと萩原健一の妻だったいしだあゆみ（75）の『野獣刑事』でのオールヌードだろう。

「冒頭から、緒形拳と性交。正常位で突き上げられて切ない吐息を漏らします。　後半の着替えシーンでは、美しいティアドロップ型のD～Eカップ巨乳を丸出しに。左の乳房が大きなややアンバランス乳であることも衝撃的でした」（三橋氏）

　薬物逮捕、酒気帯び運転など不祥事続きだったショーケンを、姉さん女房の彼女はずっと、かばってきた。

　しかし、このヌードで日本アカデミー賞主演女優賞を獲得し、女優としての自信をつけたのだろうか。次第に、「もう、あきれました」などと、ショーケンと距離を置くようなコメントが増え、84年に離婚する。

「離婚時には、“彼のために良かれと思ってやったことが、みんな逆効果になってしまった”と語ったのが印象的でしたね」（前出のワイドショー関係者）

　人妻女優の“寝取られ”濡れ場の裏には、現実の夫婦生活の、さまざまなドラマがあるのかもしれない。