暑い日が続くと理由もなくイライラする人が増えてきます。人や物など明らかに「イラつく対象」があれば、そこに怒りをぶつけることもできますが、暑さによるイライラについてはどうすることもできません。

　燦々と輝く太陽のもと、老若男女全員が平等にハケ口のないストレスを溜め続けることになります。

　ところが先日、そんな行き場のない夏のイライラがエロに切り替わる事態が発生したんです。

　あれは天気予報の日本地図が、北から南まで赤紫に染まるほど暑い昼下がりのことでした。相手の方は60代後半ぐらい。２日前からクーラーが故障しているとのことで、マッチングテレホンには「エロい会話をすれば、ちょっとでも暑さを忘れることができるかもしれない」という理由でやってきたそうです。

　こんな状況ですからオジサマは最初からちょっと不機嫌モード。会話の端々で「暑い暑い」を連発し、最終的には「どうにかならんもんかね」とため息をつく始末。

　それでもエロい話を続けていたら「なんだか暑さを感じなくなってきた」と、少しずつ元気になってきたんですが、ここでオジサマに更なる悲劇が勃発。

　なんと、この日のために人目を忍んで用意した「勃起補助食品」が、まったくもってして「効かない」という、なんとも切ない状況に陥ってしまったんです。

　はたしてこれが本当に商品のせいなのか、それとも暑さや年齢によるものなのか、真相は定かではありませんが、オジサマのイライラは元の状態に逆戻り。口からは当たりどころのない悲痛な恨みごとが次々と溢れてきます。

　そのうち、どこでどうしてそうなったのか、私が商品の開発者で、オジサマがその「被験者」みたいな構図ができちゃったんです。

「飲んでも全然、勃起しないじゃないか！　けしからん商品だ」

「イヤラしい音を聞くことで覚醒するんじゃないですか？　ちょっと私の愛液の音を聞いてみてください」

「むぅ。確かにセガレが硬くなってきたぞ。続けてくれたまえ」

　とまあ、こんな調子でイライラするオジサマと、それをなだめつつ勃起を促す私の「世にも奇妙な会話」が続くんですが、これが意外にもエロさ満点。２人で思い切り昇天しちゃいました。皆さんもテレＨで暑い夏を乗り切ってください！

【今週の怪人さん出没ダイヤル】

「VIP倶楽部」

☎︎03-5953-7544

https://h-sta.com/?knumber=108