春が来たからなのか、それともマスクの着用義務がなくなったからなのか、心なしか街中からはたくさんの「人の声」が聞こえてくるようになりました。

　赤ちゃんの無邪気な笑い声、女子学生たちが友達同士で交わす明るく元気な声、そして若い男の子たちが発する弾力ある躍動感に満ち溢れた声……。陽春の街は、華やかな「声の生命力」に包まれています。

　常時テレＨをしていることもあって、私は「声」に対してとても敏感です。長年、殿方の声だけでアソコを弄り回してきたからなのか、いまでは聴覚だけで相手がどんなセックスをするのかが、わかるようになりました。おそらく普通の人妻だったら、男性の「体型」や「服装」を見て相手がどんなセックスをするのかを妄想したりするんだと思いますが、私の場合は「声」や「話し方」がソレに当たるわけです。

　このような考え方に基づけば本来、健康的な体型で服装がきちんとしている男性がセクシーであるのと同様に、優しい声で話し方が丁寧なほうがエロいということになるはずです。

　ところが私が先日テレＨした50代くらいの男性は、ある意味で「新種」ともいえる方でした。

　この方の話し方の特徴は、とにかくソフトで優しいものの、内容のほうは筆舌に尽くし難いほどにお下劣。それなのに全然、嫌な感じがしないんです。たとえば、私がちょっと呼吸が荒くなり始めた時の彼の言葉はこんな感じです。

「おやおや、もうオマ●コからイヤラしい蜜を溢れさせているのかい？」

　ちなみに私の聴覚を刺激したのは「おやおや」と最後の「～かい？」だったんですが、このあまり聞き慣れない「優しくて高圧的な言い回し」のせいで、私はあたかも丁寧に愛撫をされながらもわざと聞こえるように愛液の音を立てられているような、超ドＭな感覚に陥ってしまったんです。

　その他にも、この不思議な言葉遣いをする彼に、私は心を乱されっぱなしのイカされっぱなし。会話が終わるまで終始、カラダを痙攣させておりました。

　後から人に聞いた話によると、この言い回しは古い「昭和言葉」ではないかとのこと。最近は昭和レトロが若い人の間でも流行っているようですが、当時の言葉はエロ方面でも、かなり有効かも。昭和生まれの皆さん、テレＨではスターになれるかもしれませんよ。

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