先日、私は生まれて初めて「３Ｐ」というものを体験してしまいました。

　とはいうものの、リアルな３Ｐではなく、テレＨでの３人プレイです。

　読者の中にはテレＨで３Ｐなんてあり得ないって思う方もいるかもしれませんが、実際にそういうことが起こってしまったのですから仕方がありません。

　その事件は、５月としては珍しく日本各地が真夏日を記録した、不快指数の高い某日の昼下がりに発生しました。

　しかも、相手の第一声がコレです。

「しもしも？」

　人を食ったような軽薄そうな声。時代遅れの逆さ言葉。もはやこの時点で、かなり嫌な予感がしたんですが、電話の向こう側では、すでに私の気が遠くなるようなオゾマシイ事態が起きておりました。

「ちょっと！　オジサン、誰と話してんのよっ！」

　なにやら女の人が叫んでいる声が聞こえます。

　どうやら私とのテレＨの前からソコには「先客」がいる模様。私がまったく状況を飲み込めずに困惑していると、オジサマはケロリとした口調で、相手の女性にこう言い放ったんです。

「誰って、もうひとりのオカズに決まっとるやんけ」

　お、お、オカズ？　もしかして私のこと？　え？　ナニ？　どういう状況？

　私がオカズ呼ばわりされて愕然としている間にも、スマホの受話口からはピーチクパーチクと、男女のわめき合う声が聞こえます。

　さらに私が腰を抜かしたのは、２人の会話の内容から、もうひとりの女性がその場に存在しないということがわかったとき。

　つまり、件の男性は２つのケータイを使って２人の女性と同時にテレＨをしようとしていたんです。

　いやはやタイヘンなことになりました。こりゃ近年稀に見る変態です。

　で、この３ＰテレＨが結果的にどうだったのかというと、予想に反してかなり良かったんですよ。

　特に同性に自分の喘いでいる声を聞かれていることが妙にエロ心をくすぐり、いつもの倍以上、イッちゃいました。もうひとりの女性が私にイク声を聞かれまいと、必死で我慢している様子もエロかったですね。

　今回のことで気づいたことは、エロの世界にはまだまだ私の知らない刺激がたくさんあるということ。皆さんもテレＨを上手に利用して、新しい「性の扉」を開いてみてはいかが？

【今週の怪人さん出没ダイヤル】

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