新緑の季節を迎えて、オジサマたちの気持ちの中にも新しい“性”命が芽吹きはじめたのでしょうか。ここ最近、立て続けに似たような性癖を持つ中高年男性に遭遇したんです。

　しかも、全員が全員、まるで口裏を合わせたかのように「とにかく自分のことを口汚く罵ってしてほしい」とご要望。

　このようにいうと読者の方の中には「な～んだ。ただ単にドＭ男が続いただけじゃん」というかもしれませんが、それならそれで私もあえてこの場で取り上げたりなんかしません。いま話題にした方々は、ちょっと様子がおかしいんです。

　まず第一にこの人たちが必ずしも「Ｍではない」というところ。そして、たとえＭであったとしても「欲しがっている言葉」が、まったくエロとは無関係なものだということです。

　たとえば１人のオジサマの要望はこうです。

「ひたすらノロマでグズだと罵って欲しい」

　しかも常にオラオラ系のしゃべり口調でまくし立ててくれというんです。

　もちろん、私からしてみれば相手の人格を否定することも、オラオラ言葉を使うのも初めてのこと。相手の要望に応えられる自信がまったくありません。

　だから正直にそのことをお伝えしたところ「やってもいないうちから無理ですはないだろう」と、まるでどこぞの管理職が部下を叱責するような言葉が返ってきたんです。

　さらにその後もオジサマは、ず～っと私に対して高飛車な態度。普段テレＨでは穏和な私も、だんだん腹が立ってきて、無性にこのオジサマを罵りたくなってきてしまったんです。だからこういってやりました。

「ガタガタうっせぇんだよ。つべこべいわずにとっととチ●コ出してスタンバイしろや、このグズ野郎」

　するとオジサマは「はうっ」という、おかしな喘ぎ声をあげて「も、もっとくれ」と、相変わらず上から目線のおねだり。

　私も最初の罵倒で勢いがついてしまい、グズだノロマだとオラつきまくってしまったんですが、これが意外なことにかなり爽快。オジサマも大満足でフィニッシュを迎えたようでした。

　ちょっと変わった経験でしたが、もしかしたら普段は誰にも怒られない立場の方が叱ってほしくてテレＨを利用したのかも。今年はこのような新種が増殖する予感。皆様も様々な用途でテレＨを利用してね。

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