吉高由里子（34）は、ブレイクのきっかけとなった映画『蛇にピアス』（08年）で全裸の濡れ場を演じた。

　彼女ふんする19歳のヒロインと、夜の渋谷で出会った男たちの愛とセックスが生々しく描かれている。

「全身にピアスをしたモヒカン男（高良健吾）に乳首をねっとり舐められたり、入れ墨だらけのスキンヘッドの彫り師（井浦新）に暴力的に犯されたり、吉高の体当たりの艶技が光りました」（映画誌記者）

　彫り師に、革ベルトで後ろ手に拘束された全裸の彼女が首を絞められ、髪を引っ張られて泣きじゃくりながら、バック姦される姿は痛々しいほどの迫力だった。

　前出の川上さんが言う。

「若いセックスだなぁ。全体的に激しい。男のヤリたくてしょうがない気持ちが、むさぼるようなキスの仕方や、バックでガンガン突くセックスに表れてました。　吉高さんも乱暴にされて泣いちゃうんだけど、でも、感じている。そこが、すごくエモくてよかったです」

　また、小野氏は、

「吉高さんのように奥二重で、白目がキラキラしている目は桃花殺と言って、男なしではいられない女性の相なんです。　眉毛が濃いのでアンダーヘアも豊か。小鼻の肉づきがいいので、女性器の締まりもいいはずです」

　映画『愛の渦』（14年）で、乱交パーティに初めて参加する女子大生を演じたのは、門脇麦（30）。

　銀ぶちメガネにショートカットのおとなしそうな女子大生にふんした門脇だが、乱交が始まると、突然、スイッチが入る。

「シャワーを浴びて来た門脇が白いバスタオルを外すと三角錐形の微乳がポロリ。　相手の男（池松壮亮）と全裸であいさつしてからエッチが始まるんですが、キスを交わし、乳を揉まれるうちに発情モードになった彼女は、正常位から騎乗位へ。最後は腰をガクガク揺らしながら、絶頂を迎えます」（映画誌記者）

　男にまたがり「アアアア～ッ、アアアア～ッ」と大声を上げながら、よがりまくる彼女は“絶叫系の女”。

「おとなしいけど実は……という女性は、ポイント高いですよね。ふだん抑圧しているものを吐き出し、開放的にセックスする演技は難しいんですが、さすが門脇さん、濡れ場に説得力がありました」（川上さん）

　映画『甘い鞭』（13年）は壇蜜（42）が昼は女医、夜はSMクラブのM嬢として働くヒロインを演じた。

「M嬢の壇蜜が仮面をつけた3人の男にムチ打ち、ロウソク攻め、緊縛などでSM調教され、最後は輪姦されるという、すさまじさ。　襦袢姿で大股開きした状態で吊られた彼女の股間が、5分以上もクパァと開いたままだったり、嗜虐エロスの金字塔と言える作品です」（スポーツ紙デスク）

　バスタブで過去のレイプを思い出しながらオナニーする彼女も興奮もの。

「いや～、実に見事な脱ぎっぷりですね。これは覚悟の濡れ場。壇蜜様、見直しました。素晴らしく才能のある濡れ場女優ですね。彼女には改めて、こう申し上げたい、ナイスですね！」（村西監督）

　映画『花と蛇』（04年）で究極のSMの世界に挑んでみせた杉本彩（54）の、もう一つの傑作が映画『JOHNEN　定の愛』（08年）。

　1936年（昭和11年）に起きた猟奇事件『阿部定事件』を脚色した作品で、愛人をセックス中に絞殺し、男のイチモツを切り落とした阿部定の生まれ変わりのサダを演じている。

「全編ヤリまくりですが、杉本さんの襦袢セックスがステキです。全部脱がずに襟をずり下げて、おっぱいを半分出したり、両方出したり。そこがイヤラしい。　ち◯ちんが好きすぎて切り取ってしまう情念の深さは、一心不乱にフェラする彼女の姿からも伝わってきました」（川上さん）

　映画『female～夜の舌先～』（2005年）は、短編ながら高岡早紀（50）の濡れ場がてんこ盛り。

　彼女ふんする女子工員が南の島で買ってきたお香をたくたびに、夜ごと淫らな夢を見るという物語で、

「立ちバックで男とつながったまま、部屋を出て歩き回っちゃうんだから、すごい。　高岡の“ああ～ん、いろんなとこがこすれて気持ちいい～”“こんなの初めて。どんどん欲しくなる”というセリフも絶品。抜き差しもマン汁が飛び散っていそうな迫力でした」（下関氏）

　村西監督は、高岡のキスを高く評価している。

「きちんと自分の口も開いて、男の情熱を受け入れている。ふつうの女優さんは、目を閉じて、ただ唇を尖らせて触れるくらいで、消極的。早紀様は、そんなことは、まったくありません」