一糸まとわぬ姿で、快楽をむさぼり食う男女。尾張・名古屋でひそかに開催された“欲望の宴”の全貌とは！？

　東海地区で“乱交輪姦系サークル”として、マニアの間に、その名を轟かせていた『PinkCrown（以下、ピンククラウン）』。同サークルの管理者で、自称・自営業の谷晃聡容疑者（50）が、5月30日、売春防止法違反の疑いで愛知県警中署に逮捕された。

「逮捕容疑は3つです。まず、2021年9月から22年12月にかけ、男性5人を女性3人に引き合わせた件。これと同じ時期に再度、男性5人を女性3人に、さらに21年7月初旬から22年1月30日頃に、男性多数を女性2人に引き合わせ、ホテルなどで売春のあっせんをした疑いがあります」（地元紙社会部記者）

　谷容疑者は、名古屋や豊橋などのホテルで、乱交パーティを頻繁に開催していたという。

「その際、男性参加者から、1回当たり1万～1万5000円の参加費を集め、その一部を、女性に報酬として渡したと見られています。　この行為から、売春防止法の第六条の『周旋』、第十条の『売春をさせる契約』、第十一条の『場所の提供』の容疑がかけられている。　特に第十一条は業（商売）としてやっていたら、“7年以下の懲役又は30万円以下の罰金”と、それなりに重い罪に問われます」（前同）

　元神奈川県警刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏も、こう指摘する。

「金銭のやり取りが発生している時点で、売春防止法に違反します。“参加費として、男性会員からお金を募っていただけ”と主張しても、女性などへ報酬を与えていれば、違法となる。今回のようなケースを許したら、違法風俗が横行してしまいます」

　愛知県警に、事件化に至った経緯について尋ねると、次のような回答だった。

「“ホテルで乱交パーティが行われる”との情報提供により内偵捜査を実施し、判明した売春婦から“乱交サークルに参加した”旨の供述を得るなどして、事件化したものである」

　実際、谷容疑者は『ピンククラウン』の管理人として、これまで50回以上の乱交パーティを開催。登録会員数も男性約750人、女性約50人の計800人に上るという。

「管理人の方は“アベ”と名乗っていたので、“谷”という本名は今回、報道を見て初めて知りました。　もともとはアベさんも『ピンククラウン』の参加者で、2021年夏頃に前管理者から、この輪姦サークルを引き継いだと聞いています」（常連だったA氏）

　今回、谷容疑者は警察に対し、「売春行為にあたると思わなかった」と、容疑を一部、否認しているという。

「その言葉も、あながち言い訳でない気もするんですよね。アベさんはとにかく乱交に情熱を燃やしていた。　本人も乱交・輪姦マニアだったそうで、とにかく女性のクオリティが重要だと熟知していた。見た目が良くて変態度が高い女性がいれば、男は勝手に集まってきますから」（前同）

　そのため、事前に参加女性と面談し、希望するプレイからNG行為まで細かく聞き取りをしていたという。

「それを、当日、プレイ開始前に“ミーティング”と称して、男性陣に念押しするんです。アベさんの口癖は、“満足した女性は必ずリピーターになる”。だから、とにかく女性ファースト。　乱交後、参加女性を自分の車で送迎することもあったし、“お小遣い”もあげることもあったのかも」（同）

　加えて、パーティで使うコンドームや大人のオモチャ代などの出費を考えると、“荒稼ぎ”しているとは、思えなかったという。

「5～6人集めても、高級ホテルをデイユースで借りたら、2万円ぐらいかかるでしょ？　だから、1回の利益は4～5万程度。逮捕されるリスクを考えると、割はけっしてよくないよ。本人は、本当に趣味の一環のつもりだったのかもね」（地元風俗ライター）

　では、この谷晃聡容疑者とは、はたして、どのような人物なのか。

　緑豊かな文教地区、名古屋市昭和区。高級住宅地として知られるこの地に、容疑者が暮らす自宅はあった。デザイン際立つ築2年、10階建ての高級マンションだ。

「あそこの家賃は2LDKで14万円くらい。最寄り駅まで徒歩5分で、名古屋駅にも地下鉄1本で15分くらい。ファミリー向けの物件として人気がありますよ」（地元の不動産関係者）

　自宅と思われる部屋のインターホンを何度か鳴らしたが、応答はなかった。

「あの部屋は、確か中年の男性と女性が住んでいますよ。おそらく、ご夫婦では」（マンションの住民）