ベテラン女優の初濡れ場も、エロさと初々しさにあふれている。

　94センチ・Hカップの爆乳をひっさげ、小池栄子と並ぶ巨乳グラドル軍団イエローキャブのエースとして活躍したMEGUMI（41）。彼女が初濡れ場を披露したのは、『台風家族』（19年）。両親が銀行強盗をしたまま、失踪して10年。長男（草彅剛）を筆頭に、葬儀と遺産相続のために集まった4人の子どもたちの駆け引きが、コミカルに描かれる。

「MEGUMIが演じるのは、バツイチの長女役。はすっぱな彼女は、葬儀の席に現れた年下の恋人と別室でスースーハーハー始めてしまうんです」（芸能記者）

　爆乳を背後から揉みしだかれ、立ちバックでガンガン突かれて、「ヒィ～ッ、だめだめ、アァ～ン」と叫びながら男の差し出した指をしゃぶる彼女の艶技は圧巻。

「MEGUMIらしい、ハスキーな喘ぎ声も実にイヤラしかった」（織田氏）

　映画の濡れ場では前貼りをつけないことで知られる豪の者、寺島しのぶ（50）が初めて濡れ場を披露したのは、映画『赤目四十八夜瀧心中未遂』（03年）。

　流れ着いた尼崎の焼き鳥屋で働く男（大西滝次郎）がアパートの向かいの部屋に住む、彼女ふんする女彫り師と深い仲になり、愛欲と官能の世界に溺れていくディープな物語だ。

「背中一面に入れ墨をした寺島が、張りのあるおっぱいを背後から揉みしだかれるシーンは、ド迫力もの。最後は女性上位になってガンガン腰を振るのだからたまりません」（下関氏）

　相手役の大西が濡れ場の撮影前に寺島の楽屋を訪れ、ズボンを下げて自らのイチモツを見せ、

「ボクのは、こんなんですけど、大丈夫ですか？」

　とお伺いを立てたという。

　また、母の富司純子は、彼女に「あなたがヌードになるなら私は自殺する」と猛反対したというが、それでも濡れ場に挑んだのだから、すさまじい女優魂だ。

　グラビアで脱ぎまくっていた壇蜜（42）が初濡れ場に挑んだのは、映画『私の奴隷になりなさい』（12年）。

　彼女演じるOLが先生と呼ばれる中年男（板尾創路）にSM調教をされる物語で、全編ヌードとセックスのオンパレード。

「緊縛、むち打ち、剃毛シーン以外にも、先生に命じられてローターを陰部に仕込んだ壇蜜が、野外でローターを遠隔操作されて腰くだけになる場面や、バスタブでシャワーを使いながら延々とオナニーにふける場面も淫靡だった」（織田氏）

　1980年代は、人気女優が競うように全裸の濡れ場を披露した時代だった。

　今年5月に大手事務所に移籍したことが話題になった名取裕子（65）が、美乳もあらわに初濡れ場に挑んだのは、『序の舞』（84年）。

　彼女演じる日本画家が絵の師匠（佐藤慶）に弟子入りするが、好色な師匠は彼女の処女を奪い、自分の愛人にしてしまう。

　師匠に女にされる場面は、布団の上で着物を脱がされ、胸を隠そうとしてあらがう名取の腕を引きはがした師匠が、おわん型の美乳に吸いつくシーンから始まる。

「乳を揉み、乳首を吸い、舐める、師匠の熟練テクに名取は乳首をビンビンに尖らせて反応。貫かれた瞬間、頬を一筋の涙が伝い落ちます」（映画ライター）

　80年代によく脱いでいた田中裕子（68）の初脱ぎは、映画『北斎漫画』（81年）。

　彼女が演じたのは江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎（緒形拳）の娘で、ときには父の絵のモデルになって脱ぐこともある孝行娘。

「昼寝するときも彼女はおっぱい丸出し、上半身裸のまま寝たりする。あっけらかんとした脱ぎっぷりのよさが印象的でした。　映画の終盤、ばあさんになった彼女が滝澤馬琴（西田敏行）に“おっぱい吸ってもいいですか”と言われて“たんと吸ってください”と応えて、おっぱいを差し出す場面も、いかにも田中裕子でしたね」（下関氏）

“初ヌード”にもセンセーショナルな話題になったものが数多くある。新しいところでは、5月に乃木坂46を卒業した齋藤飛鳥（24）は、同月発売の写真集『ミュージアム』（講談社）で、ギリギリのセミヌードを披露してくれた。

　小柄だが、小顔の彼女は“8頭身ボディ”といわれるナイスプロポーション。

「裸にストールを巻いたヘソ出しショットから始まって、ブラとパンティ、ブラからこぼれ落ちそうな谷間見せショットへ。　さらに黒パンティ1枚のうつ伏せショット、肘ブラ風のハミ乳ショット。最後はジーンズだけになって背面ヌード、美尻の4分の3を露出したハミケツショットを披露しています」（グラビア誌編集者）

　なかなか見応えのある一冊に仕上がっている。

「今まで、ほとんど露出のなかった飛鳥ですが、さすがは卒業記念写真集といったところ。胸も予想外にボリューミーです」（織田氏）