――初体験は何歳の時でしたか？

「ありきたりですよ～。高校1年生で16歳の時です。相手は二歳年上の先輩。付き合い始めてからすぐフェラはしてたんですけど、エッチはしたくなくて暫くはぐらかしてましたね」

――フェラはいいんだ（笑）。

「だって私にはち〇ちんはないから。興味深い対象だったんですよ。手で触ったら口に含んだら、コレってどうなっちゃうの？！　って（笑）。舐めたり手でシゴいてみたいって願望が抑えられなくて」

――どれくらいセックスをお預けしてたんですか？

「半年以上はキス、おっぱい、フェラチオだけ（笑）。セックスは単純に怖かったんですよ。でも、彼のほうはしたがってたんで、そろそろしてあげないと可哀相かなって」

――焦らしまくってるじゃないですか。処女だというのにかなりの小悪魔ちゃんだったんですね～。

「それを言うと焦らされ好きなのは私のほうですよ。だって、その時点で実は子宮がキュンキュンしまくってましたから。その状態で達成したら、めちゃくちゃ感じるんじゃないかなって……」

――初体験前に、かなり高度な焦らしプレイをセルフでやってたってわけだ（笑）。

「私が勝手に我慢してただけなので、相手はそんなこと露知らず（笑）。でも、いざしようとなってもお互いが初めて同士だったので、二人とも穴の位置さえわからず……難しかったですね」

――満を持しての合体。童貞と処女では、スムーズにはいかなかったか……。

「試行錯誤の末にやっと入ってすぐ相手もイっちゃったような。私の理想通りにはなりませんでしたね。その後のセックス遍歴は、まあ普通です。結婚したのも25歳で、そんなにたくさんの男性としたわけではないので、本当にノーマルだったなぁと今は思いますね」

――どれくらいノーマルだったのか、ひと言で表すと？

「『30分くらいで無難に終わる』」

――（笑）。ガチでノーマルすぎた！　そういえばちょっと気になったんですけど、AVでの経験などは抜きにして、西園寺さん自身の中で特殊性癖といえるようなフェチは持っているのでしょうか？

「もしかしたら、そこは大人のオモチャかもしれない。初めてオナニーしたのは中学2年生の時で、おばあちゃんが使ってた四角い腰のマッサージ機を見て、『あれを跨いだら気持ち良いに違いない！』ってピンときて。最初は刺激が強すぎたんですが、腰を浮かせたりしてイイ場所を見つけたら、もう即イキ！　すっかりハマってしまって2～3日に1回はしてたんですよ。だから、セックスではずっとイキにくかったんですよね」

――そんなデカいマッサージ機が基準になってたら、そりゃ男性は敵わないでしょうね（笑）。

「でも、あの頃って今の電マみたいなハンディのマッサージャーってなかったから……。高校生になってからはローターを手に入れて鞍替えしました。初体験の後はペンギンがくっついてるバイブ。ずーっと私、オナニーで大人のオモチャを愛用し続けてるんです」

――結婚してた時期も使ってたんですか？

「はい。旦那とのエッチではイケないことも多かったので……。乳首もクリも勃起してるのに放っておかれるので、隣の部屋に移動してひっそりとオナニーしてました」

――オモチャの刺激に慣れてるからセックスでイケない。セックスでイケないからオモチャに頼る……かなりのスパイラルに陥ってたように思いますが。

「でも今は優しい手マンくらいでも全然イクようになりましたよ。オモチャはなくてもいいかな。ソフトな刺激でじゅうぶんです。40代を過ぎてからの感度の上昇と、AVで開拓されたのと……。あとは、コツを掴めるようになったかな。筋肉を使って膣をギュッと締めたりするの、面白いじゃないですか」

――今の西園寺さんの辞書に「イキにくい」の文字はない（笑）！

「前はオモチャ抜きでは手こずっていたオナニーが、今は乳首とアソコを触るだけでイケるようになりました！」

――ちなみに、オナニーのオカズってあります？

「撮影のことを思い出してすることが多いですね。『あの時のアレ、良かったなー』って。男性3人からの同時攻めとか、堪らなかったですよ。ハメられながら別の男の人におっぱい舐められて、また別の人にキスされて……レイプものだっていうのにウットリしかけましたから。こんな快感を知っちゃったら、私これからどうしたらいいんですかね（笑）」