名取裕子が我を忘れて絶頂へ

　安達祐実（40）主演の『花宵道中』（14年公開）も、衝撃的な濡れ場だった。

「安達は好きな青年が見ている前で、男にもてあそばれるんです。お椀型の乳房や桜色の乳首もさらされた状態で、後ろから突かれる。悲しげな目で青年を見つめる表情は、“寝取られ願望”を刺激するものがありましたね」（映画ライター）

　熊本の大遊郭が舞台の94年公開の『東雲楼　女の乱』も、名作中の名作だ。

「斉藤慶子（60）やトップアイドルから女優への転身を果たした南野陽子（54）らが、体当たりで遊女を熱演。濡れ場も多く、特に斉藤が惚れた男と屋外で逢引きするシーンは秀逸です。　夢中で求めてくる男に身を任せながらも、ちゃっかり右手でフンドシの“もっこり”を撫で回して、勃起を促しているんです。さりげないながらもエロいテクでしたね」（下関氏）

　数々の風俗濡れ場を紹介してきたが、長谷川さんが「子宮に響いた」と絶賛したのが、87年公開の映画『吉原炎上』だ。

　若き日の名取裕子（64）が姐さん的存在の遊女から性の手ほどきを受けるレズビアンシーンは、“心・技・体”そろった風俗テクが満載だという。

「大事なのは、客をどう悦よろこばせるかということだ」

　こう囁やきながら、名取の襦袢をはだけさせ、耳から舐めていく姐さん遊女。

　次第に名取もウットリとして、求められるままにキス。唾液が糸をひく。

「ハア、ああっ……」

　彼女の吐息が荒くなり、可憐な乳首が尖ってくる。

「目で見て、声で聴いて、男は燃えるんだ」

　姐さんはそう教えながら、名取の乳首を舐める。

「ううっ、んふ……ハア！」

　色白で華奢な裸体をのけ反らせて悶える名取。ついに姐さんの手が股間に伸びて秘裂をなぞると、「ハア！　ハアアア！！」

　名取は我を忘れて大絶叫。火照った顔で放心する、その表情からは、ただならぬ色気があふれていた。

　いずれも指名が途切れそうにない人気嬢。あぁ、風俗に行きたくなってきた！