尾行されてヘルス勤めが発覚

　一方、素性を隠して風俗店で働いていたのがバレてしまったのが、大阪市の市立小学校に勤務する２７歳の女性講師だ。１８年に１年契約で採用された女性講師が同校で働き始めて３か月がたった頃、事件は起きた。　

「学校に“市内の風俗店でバイトをしている”というタレコミ電話がかかってきたんです。女性講師はかたくなに否定。でも、実際は校長から事情を聞かれた直後、対策のためか、系列店に移っていました。不審に思った学校関係者が放課後に彼女を尾行し、結局、ヘルス勤めが露見。停職３か月の懲戒処分を受けています」（夕刊紙記者）

　風俗業界にも詳しい作家の酒井あゆみ氏は、これまでピンク業界でバイトをしている女教師に、数多く出会ったという。　

「女教師の裏バイトは新聞ダネや教育委員会で問題にならないだけでね。私に言わせると、そんなに珍しくもないという感じなんです。罪悪感もあまりなく、“仕事だと思ったら割り切れる”“バレなきゃ大丈夫よ”とかね。中には、女教師なのに風俗店で働いていることを、密かな優越感にしている先生もいました」

　つい最近取材した、首都圏の小学校に務める２０代の女教師も、なかなかの猛者だったという。　

「大学時代にキャバクラで働き、教員に登録されたのち、２年間ほどヘルスで働いたそうです。“そんなに抵抗ありません”とケロッと話してました。教師＝聖職者の時代は、もう終わった気がします」（酒井氏）

　今時の教師は、ある意味、豊富な“人生経験”をお持ちのようだ。