【高橋りほさんの性の歴史】

　ここからは、高橋りほさんに、ちょっと「立ち入った話」をお伺いしたいと思います。

ーー早速ですが、高橋さんが初めて性の存在を知ったのはいつ頃で、それはなんですか？

「忘れもしません。それは中学２年生の時に友達が自分のパパとママの使用済みのコンドームを学校に持ってきた時です」

ーーなんですと！　つまり、自分の父親がぶちまけた精液のパンパンに詰まった母親の愛液まみれのコンドームをカバンに入れて学校に持ってきた中学生がいたということですか？

　ちなみにそれは男子ですか？　女子ですか？

「女子です」

ーーがーん！　なんてグロい話なんでしょう。よもや、その娘の両親も目の中に入れても痛くない愛娘が自分たちの「交尾の証拠」を友達に見せびらかしているなんて、夢にも思いますまい。

　で、高橋さんは、それを見てどうしたんですか？　まさか、そのグロい残骸を見ながら、みんなで仲良く弁当を食ったなんてオチじゃないでしょうね？

「いいえ。そんなことはしません。その代わり友達みんなで薬局に行って、店員さんに『コンドームとはどうやって使うものなのか』を問い詰めました」

ーーオ、オゾマシイ……。薬局の店主も、目を血走らせた中学生女子に集団で乱入されて、さぞかし困惑したでしょう。もしかしたらそれは、薬局のオヤジにとって一生、忘れらない恐怖体験になったかもしれません。

　しかし、そんな高橋さんにも、人には言えない「乙女チックな秘密」があるようですね。

　高橋さんは、好きな人に好きと言えないタイプだというのはホントですか？

「本当です。私、素直じゃないんですよ」

ーー言葉を使わないで、これまでどうやって相手に自分の思いを伝えてきたんですか？

「体全身を使って相手に『好き』を滲み出してきました」

ーーやるじゃないですか。　

「でも、処女を捨てるまでは、異性にはまるで興味がなかったですよ」

ーーえっ？　こんなにおっぱいが成長しているのにですか？

「はい。こう見えて、性欲もあまり強いほうではないんです。一度イッたら、しばらくは『賢者タイム』に入ってしまいますしね」

ーーなんということでしょう。女性の「賢者タイム」なんて聞いたことがありません。そんな高橋さんが、どうしてAV女優になろうなんて思ったんですか？

「最初は友達がAV女優になりたいと言っていたんです。それで、友達から色々と話を聞いているうちに私も興味を持ってしまいました」

ーーそうだったんですか！　裏を返せば、このAV業界に久方ぶりに「性欲オバケ以外の普通の女の子」が迷い込んできたことになります。

　これまでの男性経験は？

「３人です」

ーーなるほど。イマドキの若い娘からしたら、かなり少ない性経験です。こりゃ『青春時代』レーベルにピッタリの新人といえるでしょう。次はいよいよ、彼女の出演作品を覗いてみたいと思います。