京香の唇が汁でベトベトに！

　フェラ妄想をかき立てる手法に、指フェラもある。

　06年の『こおろぎ』は、鈴木京香（53）の鬼気迫る指フェラが話題となった。

「山崎努と向き合って骨つき肉を食べるシーンです。鈴木は口の周りをベトベトにして食らいつき、やがて肉汁の付着した自分の指をしゃぶり始めるんです」（前出の映画誌編集者）

　清楚(せいそ)な印象が強い彼女とは思えない、やや下品な姿を赤裸々に見せるのだ。

「食欲と性欲は表裏一体といいますが、指を味わいながら眉間にしわを寄せている表情なんかはフェラ顔そのものでしたよ」（前同）

　一方、可憐(かれん)すぎる指フェラを見せているのが二階堂ふみ（26）。戦時中の男女の愛を描いた『この国の空』（15年）で、

「二階堂は妻子持ちの男（長谷川博己）に惹(ひ)かれ、やがて２人は結ばれるんです。畳の上に押し倒された彼女は唇が震えていました」（前出の映画ライター）

　その唇に長谷川がそっと指を当てると、

「え……」

　彼女は、どうしていいか分からないといった顔で、その指を唇に挟み込む。

「唇を突き出すようにして、最初は遠慮がちに、ねっとりしゃぶる姿は、初フェラに挑む乙女そのもので、ソソられましたね」（前同）

　フェラシーンはないが、乳首舐めから巧みな舌使いが分かる濡れ場もある。

　その一つが83年の『卍』。高瀬春奈（67）と樋口可南子による女性同士のラブシーンだ。

「２人ともパンティ一枚の姿で抱き合い、高瀬が樋口の薄桃色の乳首に吸いつくんです。口に軽く含みつつ、舌先で執拗(しつよう)にレロレロと、はじく。フェラでも男の尿道口を、あのように刺激するのでは？」（下関氏）

『道頓堀川』（82年）では、松坂慶子（68）が、真田広之に乳首攻めする。

「ベロ～ッと舌全体を使って、男の乳首をチロチロ舐め回すんです。いかにも年下男を誘惑する経験豊富なお姉さん。きっと下のほうも玉の裏まで、ねっとり舐め上げてきそう」（前同）

　錚々(そうそう)たる美女優たちのフェラ技。だが、やはりフェラチオ女王の名にふさわしいのは、この人だった。

「黒木瞳（60）が映画版『失楽園』（97年）で披露した口奉仕でしょうね。不倫相手の役所広司に“シテあげますから、今日は許して”と囁いてから、フェラチオへ。色白の細い喉元をコクコクとうごめかせて、しゃぶるさまは、それこそ、我慢汁もしっかりと飲み干しているよう。本物のエロさがありました」（秋本氏）

　下関氏も、黒木のフェラを大絶賛する。

「フェラシーンの前に、黒木が役所の乳首を舐めるんです。彼女はうっとりとした表情で、舌をゆっくりと回しながらねぶっています。その妖艶な舌使いを脳裏に植えつけられてからのフェラですから、こっちも、どんなふうに舐められているのか実感できるんですよね」

　あなたは、どの芸能美女の舌使いがお好みですか？