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【夕やけ大衆EYE】金庫のススメ

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別の出版社の知り合いが作った本を読んでみたら、脱糞するほど興味深いことが書いてあったので、この場をお借りしてご紹介したいと思います。

ちなみにその出版物とはコチラです。

『ユダヤの商法』(藤田田様著/KKベストセラーズ)

すでに本のタイトルからして「陰謀論」の匂いがプンプンするのですが、これを書いた著者が日本マクドナルドの創業者だというのですから、捨ておけません。

そこに加えて、私の知人がなぜ「100万部突破!」ではなく「99万部突破!」などと中途半端な数字を帯に記載したのかという謎も残りますが、この本が少なくとも99万部は売れているということは確かです。

で、内容のほうはというと、これが「めちゃくちゃ面白い」のです。

著者が、あとがきに「お金の欲しい人が読んでください」と書いてあるように、本当にこの本に書いてある通りにビジネスを実践すれば「巨万の富」を得て「世の中を動かす力」が手に入るような気持ちになってくるのです。

もちろん、夕やけ大衆なんぞの編集長をしている私が「これから世界を動かそう」などという気は毛頭ないのですが、勝手に金が懐に入ってくるなら、それに越したことはありません。

そんな本書の中で、特に私が「目からウロコ」だったのが、金持ちになりたいなら「現金主義に徹しろ」という教えです。なんでもユダヤ人は現金しか信用しないそうで、銀行すらも信じていないというのです。

この電子マネー時代に「なんちゅうことをほざくんじゃ」と思いきや、これがよくよく考えると理にかなっているのです。

確かにお金を銀行に入れておけば利息が付きます。それに電子マネーやカード決済は便利です。

しかしその反面、日本では銀行にお金を入れておくと相続税でがっぽり持っていかれてしまいます。

また、電子マネーやカード決済は「不正利用」されてしまうリスクもあります。

その点、ユダヤ人は微々たるお金が増えることよりも便利さよりも「現金が減らないこと」が大事だというのです。

実はこの論理については「浅草ロック座の母」として名高い齋藤智恵子さんも自伝の中で同じようなことを言っています。

「しっかり働いて稼いで、使わないこと」

ちなみに齋藤さんは故・勝新太郎さんに億単位のお金を貸したことでも有名な方です。

要するにユダヤ人にしろ、齋藤さんにしろ「金持ちの共通点」とは現金主義であり、財産を減らさない努力をしている人であり、そして使うときには、思い切って巨額を投入できる人、ということになります。

実はこの考え方が一瞬先は闇である「コロナ時代の正しい財産管理であり方はないか」と私は思うのです。

最後の「巨額を投入できること」というのは、なかなか一般人には難しいですが、金持ちになるために「現金主義」にすることと「財産を減らさない努力」は今すぐにでもできそうです。

しかし、そうはいうものの家に現金を置いておくと「泥棒に入られるのではないか」とか「火事で焼けたらどうするのか」などという不安が残ります。

安心してください。

今や家庭用金庫も、ものすごく進化していて防犯機能や耐火機能が付いているモノがたくさん出ています。

残る心配は「母さん助けて詐欺」ですが、これも「己が目を瞑るまでは身内にはビタ一文払わない」という固い決意で回避できます。

もしかしたら、これからの時代は、アホな身内や政府から自分の財産を守るためにユダヤ5000年の歴史で培われた「金庫預金で現金生活」が最良の策かもしれません。

文責:編集長原田

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