【山之上彼方プロフィール】

陰謀説・オカルトライター。木曜スペシャルやUFO、1999年終末予言などに心震わせ青春を過ごしたオカルト世代。あの世とこの世は本当に地続きかもしれないと思っている。ましてや宇宙人がいないわけがないと断言する情熱家でもある。

【アガスティア・ナディ】

　こんなに長引くとは思いませんでした。コロナ騒動……。やっと人数が減り始め、「このまま！ このまま収束してほしい。もう、赤いトゲトゲ丸の画像は見飽きたんです、神様！」

「まさか自分の人生、こんな騒動に巻き込まれる日が来るとは思わなった」と思い続けて早や７か月です。コロナ流行の兆しのニュースが出てきた2月末くらいは、まだまだノンキ。3月に大阪でライブハウスのクラスタが起こり、まさかの店名公表。そこでやっと「あれ？ 思っていたよりヤバい？」とゾッとし、あれよあれよという間に緊急事態宣言。

もう私の人生、こうなると決まっていたことのだろうか？　運命ってなに！？

そこで思い出されたのが、南インドの地に保管されているという、個人の運命が細かに記された「アガスティア・ナディ」と呼ばれる予言書です。ここには、その人が生まれてから死ぬまで、何が起こるかが、細かく書かれているのだそうです。

ちなみに保管されている予言書は、15歳以上、しかも過去世で徳の高い行いをした人のものだけ。インドに取りに行けない人のために「代行サービス」もあるのだそうですが、なんだか一気に俗っぽくなるので、できればインドに取りに行きたいところではあります。

しかも予言書の検索も、ネットのようにググってポン、と出るわけではありません。まず指紋を手掛かりに絞られ、さらにそこから数々の質疑応答により、本人のものか照合させていきます。しかもこの作業、かなりの高額。ときには追加料金も発生するそうです。

運よく自分の予言書がヒットしたら、16カンダム（予言）の中から、自分の人生がどうなるか、知りたい内容を選んで教えてもらえることになります。

が、皆さま、薄々お気づきだと思います。日本語で書かれているわけはなく、言語は古代タミル語……。これを解読できるのは代々特別な訓練を受けている「ナディ・リーダー」という方だけなので、ここからまた時間がかかりそうです。きっと翻訳料もかかるでしょう。

コロナ騒動で気が弱っていましたが、神聖な葉のわりには、商売っ気ガンガンの「アガスティアの葉」に勇気をもらいました。

自分の人生、軽々知れると思ったら大間違い、ということですね。