【鎌沢朋佳さんの身の上話】

鎌沢さん。

「ん？」

鎌沢さんは思春期の頃はいったいどんな少女だったんですかね？

「小さい頃はお絵描きが大好きなお利口さんでしたけど、中学に入ったら『勉強のできるバカ』って言われるようになりましたね」

どうやら鎌沢さんは番組で見たまんまのキャラクターのようです。

ある意味ではフレンドリー。別の意味では生粋のギャルです。

しかし、お絵描きが好きなのはいいとして、「勉強のできるバカ」とはいったいどんな少女のことをいうのでしょうか？

「一言で言えば、勉強はできるけど周囲の交友関係がグレてたっつうことですね」

おやおや。ちょっとカッコいいじゃないですか。

裏を返せば、めちゃくちゃ不良なのに天才と同じです。

もし鎌沢さんが男だったら間違いなく漫画のモデルになってます。

しかしながら、何が原因でそんな乱暴な交友関係になってしまったんですか？

「もともとその地域全体がヤバかったんですけど、最大の原因は好きになった男の子がグレてたってことですね。それで彼の気を惹こうと思って頑張っていたら、いつの間にか身なりも人間関係も変わっていました」

なんと！　童貞が不良少女を好きになっ「気がついたらボンタン＆リーゼントになって鉄の鎖を振り回していた」というケースに似ています。

しかし、それを女性がするというのは稀ですな。

ちなみにその男子は鎌沢さんに振り向いてくれたんですか？

「それがなかなか振り向いてくれなかったんですよ」

ほう。それで鎌沢さんはどうしたんですか？

「彼が地域で一番バカな高校に行くことを知ったので、そこに追っかけに行くことにしました」

勉強ができる鎌沢さんがですか？　それはかなり情熱的なアプローチですな。そこまでされたら大抵の男は落ちるものです。

「ところが事態は最悪の結果になってしまったんですよ！」

なんですと？　いったい何があったというんです。

「彼は、私が恋愛相談していたテニス部の女子と付き合うことになってしまったんです（白目）」

ギャオス！　なんたる結末！　大人の世界ではよく聞く話ですが、それが中学生なら最悪です。

じゃあ、鎌沢さんの好きな男子は、同じく鎌沢さんの友達のテニス女子と「めでたしめでたし」ということになったわけですか。

「それが、なんだか複雑な事態になってしまったんですよね」

えっ？　複雑な事態？　まさか鎌沢さんも同時に付き合って「二股愛」に発展したなんていうオチがあるんじゃないでしょうね？

「違います。実はその女友達には別のクラスにセフレがいて、本命も彼じゃなかったんですよ」

ええっ！　中学生でセフレ？

「そうです。うちの中学のテニス部は爽やかそうに見えて実はみんなヤリマンだったんですよっ！」

なんですと？　中学校の女子テニス部がみんなヤリマン？

「そうです」

しかも鎌沢さんの好きな男子を奪い取ったテニス女子はセフレだけでなく、別に好きな男子もいたということですか？

「そうです」

オゾマシイ……。それって日本の中学校の話ですか？

「はい。東京の練馬です」

とても信じられません。あのクロマティ高校も真っ青です。

まさか鎌沢さんも同じテニス部？

「いいえ、私は美術部でした」

そういえば鎌沢さんはお絵描きが好きな娘でしたね。

ちなみに美術部はヤリマンではない？

「ヤリマンではないんですが、みんなコスプレーヤーをしてましたね」

中学生で？

「そうです。個撮（個人撮影）に出ている子もたくさんいましたよ」

スケベな格好で？

「そういうコスプレで参加していた女の子もいたと思います」

改めて聞きますけど、それって日本の中学校の話ですか？

「はい、東京の練馬です」

嗚呼、なんということでしょう。

鎌沢さんの中学校ではテニス部も美術部も「目クソ鼻クソ」です。

おそらく他の部活もタイヘンなことになっていたに違いありません。

練馬の鎌沢さんのアジトの近辺だけはコロナ以外でも「東京アラート」でした。

ところで、男を追いかけて行った鎌沢さんはその後、どうなったのですか？

「進学したことはしたんですが、授業のレベルがあまりにも低かったのでアホらしくなってすぐに辞めてしまいましたね」

あらまあ。それで現在のアイドルの道に？

「いいえ。高校を辞めてからしばらくは普通に働いてました」

ほほう。どんなお仕事を？

「道路工事です」

道路工事！　それは「男の中の男の仕事」ではありませんか！

いったいどうして可憐な乙女がそのようなお仕事を？

「父親に正社員になれって言われて職を探したら、そこが目についたんですよね」

じゃあ、道路工事現場からアイドルの道に？

「いえ。その後に飲食店をはさんでからこの世界に入ってきたんです。だからあまり『ガテン』なイメージはないと思いますよ」

なるほど。そりゃもったいないですね。

「どうしてですか？」

飲食店よりも工事現場出身のアイドルのほうが男はチンピクするからです！

「そんなもんですか？」

そんなもんです。

ところで、芸能界では最初からグラビアモデルをやられてたんですか？

「いいえ。もともとはファッション系のモデルを目指してこの世界に入ってきたんですけど、周囲から『服を着ているよりも脱いでいるほうがポージングがいい』と言われ、あれよあれよといううちにこんなポジションになってしまいました」

なんと！

「その後、深夜番組のお仕事をちょくちょくいただいていたんですが、ある時『隠し事がないヤリマン』だということをフルオープンにしたらバズったんですよ」

えっ！　アイドルがヤリマンを公言するなんて聞いたことがありません。

それって日本の芸能界ですよね。

「そうです。一部のファンからは『練馬のハッピービッチ』って言われてました」

あわわわっ！　いったい練馬区とはどんなところなんでしょう。もはや無垢なシニアが足を踏み入れたら財布も金玉も空っぽにされそうなイメージです。

しかし、そうは言っても嫁入り前の娘が人前で肌を晒すのには抵抗があったのでは？

「中学の頃から撮影モデルをしていたので、脱ぐことには抵抗がなかったですね。今でも乳首とマ◯コさえ出なければいいだろうと思ってます」

おわっち！　クワバラクワバラつるかめつるかめっ！

「なんですか、それ？」

魔除の呪文です。鎌沢さんも是非、覚えてください。

「ふ～ん」

ところで「隠し事ができないヤリマン」ってどういうヤリマンなんですか？

「うーん。例えば彼氏がいるじゃないですか」

はいはい。

「それで私が一晩、連絡が取れなかったとしますよね」

はあ。

「そうすると彼氏が『昨日どこにいたの？』って聞きますわな」

そうですなぁ。

「だから正直に『男の家にいた』と答えるわけです」

えっ！　

「男の家に泊まったと聞けば当然、彼氏は『ヤッタの？』って聞いてきますよねぇ」

あわわわわっ！

「そう聞かれたら『ヤッタ』って答えるしかないじゃないですか！（白目）」

オ、オゾマシイ。

「でも今はもう、彼氏以外の人とそういうことするのやめたんですよ（遠目）」

ううう……。な、なぜでしょう？

「元彼がウツ病になっちゃったんですよね」

ドシーーーーっ！　例え話でなくて実話だったんですね！

「私、学習したんですよ。誰かを傷つけてまでそんなことしちゃいけないなって（草々）」

嗚呼、今の話がいい話なのか悪い話なのかさっぱりわかりません。

しかも、交際相手に「他人棒をハメた件」をぶちまけるなんて、鎌沢さんたら男らしいにもほどがあります。隠し事のないヤリマン、恐るべしです。

ちなみにヤリマンをやめて「隠し事がないこと」だけが残った鎌沢さんの「現在の欲望のハケ口」は何なんでしょうか？

「飲酒です」

さ、酒ですか？

「そうです」

飲酒はどちらで？

「主にゲイバーですね」

嫁入り前の娘が夜な夜なゲイバーで飲酒を？

「そうです」

うううう。先ほどからの話をまとめると記者には鎌沢さんが「おっさん」にしか見えません。

しかもただのおっさんではなくて完全に「工事現場のおっさん」です。

「そうですかね？」

あの～。

「ん？」

もっと女の子らしいご趣味とかはないんですかね？

「うーん……」

どうですかね？

「うーん！」

あ、ありませんか？

「あ、安い服をネットショッピングを買うのが好きですね。あと魚をさばくことができます」

さ、魚を？　その技は工事現場で覚えたんですか？　それとも飲食店で？

「どちらも違います。父親の影響です。父親が無類の魚好きでよく手伝わされていたら覚えてしまったんですよ」

鎌沢さん。

「んん？」

これからの鎌沢さんは「工事現場出身のギャル系アイドル」ということで売っていきましょう。

「ダサくないすか？」

いやいやその逆です。カッコいいにもほどがあります。鎌沢さんの「ドS」な雰囲気にもぴったりです。

「そうすか？」

そうです。

夕やけ大衆の読者の皆様へ。

プロダクションさんからはドヤしつけられるかもしれませんが、今後は鎌沢さんのことは「工事現場出身のギャル系アイドル」として覚えておきましょう。